エステサロンを開業する際、フランチャイズに加盟するケースも少なくありません。
フランチャイズに加盟することで得られるメリットも大きいため、魅力を感じる人は多いでしょう。
しかし、フランチャイズの選び方を間違えてしまうと、思ったような成果を出せない可能性があります。
そのため、加盟するフランチャイズ本部選びは非常に重要です。
今回は、フランチャイズ本部選びの重要性や後悔しないフランチャイズ本部の選び方、契約を結ぶ際の注意点について解説していきます。
フランチャイズ本部選びの重要性
エステサロンのフランチャイズ本部は、日本各地にいくつもあります。
フランチャイズオーナーになるためには、その中から選んで加盟しなければいけません。
加盟する際は、自分に合ってるところを選ばないと失敗のリスクが高くなってしまうので、どこの加盟するかという点は非常に重要です。
まずは、そんなフランチャイズ本部選びの重要性からみていきましょう。
サポート体制がいまいちで収益が上がらない
開業してからの懸念点の1つに、収益を上げられないことが挙げられます。
フランチャイズビジネスで開業する場合、フランチャイズ本部からのサポートがあるのが一般的となっています。
具体的には経営や採用に関する相談を受けたり、補助を行ったりするなどのサポートです。
その他にも、広告宣伝協力などもフランチャイズ本部が行うべき業務です。
オーナー自身の才能や努力も当然必要ですが、本部のサポートが十分ではないと収益も出にくくなってしまう可能性は高いでしょう。
そのため、フランチャイズ本部を選ぶ時は、サポート体制についてしっかりと確認するようにしてください。
裁量が小さいとオーナーが思うような経営ができない
加盟先によっては、オーナーの裁量に制限がかけられているところもあります。
それを知らずに加盟してしまうと、後悔する可能性が高いでしょう。
フランチャイズを利用して事業を拡大している業種の中には、オーナーに対してブランドの支店といった形での運営を求めるところもあるためです。
商品やサービスの均一化を図るため、オーナーの希望が通りにくくなってしまいます。
本部の意向に沿った経営を行わなければいけないため、自由度の高さを求めている人にとっては大きなストレスになると考えられます。
フランチャイズ本部選びをする際は、サポート体制がどうなっているか、オーナーはある程度自由度の高い経営ができるのか、などを確認しておくと後悔せずに済みます。
そのためには、あらかじめどのようなスタイルのフランチャイズなのかリサーチしておくことが重要になるでしょう。
後悔しないフランチャイズ本部の選び方とは？
フランチャイズオーナーとして事業をスタートするなら、儲けたいと思うのは当然です。
儲けるためには、後悔しないフランチャイズ本部の選び方を知っておく必要があります。
続いては、後悔しないために知っておきたいフランチャイズ本部の選び方についてご紹介します。
加盟の条件を確認しておく
加盟条件の中でも、ロイヤリティはフランチャイズを選ぶ時の重要なポイントになります。
サポート内容とロイヤリティが見合っているか確認するようにしましょう。
ロイヤリティは、売上歩合方式・粗利分配方式・定額方式の3つがあります。
売上歩合方式は売上がベース、粗利分配方式は粗利がベースとなってロイヤリティが算出されます。
そして定額方式は、売上に関係なく毎月決められた金額のロイヤリティを納める方法です。
本部に関する情報を集めておく
フランチャイズ本部に関する情報収集も必要不可欠です。
特に、経済産業省の日本フランチャイズチェーン協会に加入しているかどうかは、必ずチェックしてください。
加入しているフランチャイズ本部は、厳しい基準をクリアしているからです。
サポート内容を確認しておく
業務のマニュアルや研修などのサポート体制についても調べておきましょう。
ブランドの印象だけで加盟を決めてしまうと、後から想定以上の費用がかかってしまったり、思ったようなサポートを受けられなかったりする可能性があります。
具体的には、開業前の研修内容や開業準備段階における支援、開業後の研修、ノウハウを共有する機会などが挙げられます。
スーパーバイザーがいるフランチャイズでは、継続的な経営指導やアドバイスをしてもらえるので、成功する可能性も高まるでしょう。
さらに、市場の変化を見越した支援を行っているか、オーナーの自由度はどのくらいあるかなども確認しておくべきポイントです。
税金に関する知識を身に付けておく
経営を続けていくためには、節税を意識することもポイントになります。
ただ儲けるだけではなく、経費削減を重視する必要があるのです。
そうしないと、手元に残るお金は少なくなってしまいます。
フランチャイズオーナーが支払う税金には、消費税や所得税、住民税があります。
節税するには、企業共済への加入や青色申告書を使った確定申告、経営資産の減価償却などの方法が挙げられます。
初期費用はどのくらいかかるか確認しておく
開業時の費用が少ないほど、金銭的なリスクを抑えることができます。
しかしエステサロンの場合は機器などを用意するため、ある程度まとまった資金は必要になるでしょう。
コストをかけてしっかりと準備した分、充実したサービスを提供できるので、リターンが大きくなる可能性があります。
金銭的な不安を感じる人もいると考えられますが、必要に応じて融資を受けることもできるので、全て自己資金でまかなわなければいけないというわけではありません。
後悔しないフランチャイズ本部の選び方にはこのような点が挙げられるので、エステサロンをフランチャイズで開業したいと考えている人は参考にしてみてください。
契約を結ぶ際の注意点も知っておこう
フランチャイズ本部へ加盟する意思が固まったら、加盟申し込みを行います。
本部との契約を結べば、正式なフランチャイズオーナーになれるのです。
契約を結ぶ際にも、いくつか注意点があります。
最後に、どのような点に注意すべきなのかみていきましょう。
フランチャイズ本部の事業シミュレーションは鵜呑みにしない
事業の収益性を判断するためには、フランチャイズ本部が提示する事業シミュレーションが判断材料になります。
一般に開示する情報なので、裏付けのない数字を無責任に提示することはできません。
そのため、何らかの根拠や仮説をベースにしているのですが、それを鵜呑みにするのは避けましょう。
なぜかというと、楽観的な見立てを行っていたり、根拠に乏しい仮説を立てたりしている可能性があるためです。
自分自身でも収益の予測を立て、事業計画書の作成を行うことが重要です。
強引に勧誘するフランチャイズ本部は避ける
フランチャイズ本部の中には、強引に加盟を迫るところもあります。
説明会の中で「加盟金割引キャンペーンには期限がある」などの理由で加盟をせかしたり、その場で加盟金の一部を手付金として払わせようとしたりするところは避けるようにしてください。
継続的な信頼関係を築くことが難しいと考えられるためです。
契約を結ぶ時は、このような点に注意しながら説明を聞くようにしましょう。
エステサロンをフランチャイズに加盟して開業するケースは珍しくありません。
経営に関する知識などがない場合は、その方がうまくいく可能性も高いです。
安心して開業できるフランチャイズ本部を探しているのであれば、サポート体制などが充実しているインナービューティサロンEsthe Pro Labo フランチャイズがおすすめです。
