mitoriz(本社東京都港区)は、消費者購買行動データサービス「Point of Buy®(以下、POB)」の会員3,006人に「入浴に関する調査」を実施し、その結果を公表しました。
入浴頻度は毎日が7割を超える
シャワーだけの場合も含めた「季節による入浴頻度」を調査したところ、夏場も冬場も「毎日」が最も多く、夏場が82.5%に対し、冬場は74.2%と下がりますが高い水準となっています。年代別に見ると、「毎日入浴する」と回答した割合に大きな差はありませんが、20代以下と30代は「週1回以下」と回答した割合が他の年代よりも高く、40代以上と比べると最大で約2倍の差が生じています(図表1)。
夏場は「シャワーだけで済ませる」が半数越え、冬場でも「シャワーだけ」が2割越え
「季節による入浴頻度」を調査したところ、気温の高い夏場は「シャワーだけで済ませる(54.1%)」が最も多く、過半数の人がシャワーだけと回答しています。気温の低い冬場は「しっかり湯船に浸かる(58.8%)」が6割に迫りますが「シャワーだけで済ませる(21.8%)」も2割を超えています。年代別に見ると20代以下と30代は約3割が冬場でも「シャワーだけで済ませる」と回答しており、シャワーだけの比率は年代が上がるほど下がっています(図表2)。
入浴目的は「身体を清潔に保つ」が9割を超える
「入浴する目的」は「身体を清潔に保つため(91.8%)」「髪や頭皮のケア(60.4%)」「疲れをとるため(48.9%)」が上位に並ぶ結果となりました。年代別に見ると「髪や頭皮のケア」や「疲れをとるため」や「健康維持」は年代が上がるほど数値が高くなっており、「美容・スキンケア」は若い年代ほど数値が高い傾向が出ています(図表3)。
「湯船に浸かる習慣」がある人は8割を超えるも、入浴剤は全く使わない人が3割を占める
入浴時の「湯船に浸かる習慣の有無」を調査したところ、84.3%(2,533人)が湯船に浸かる習慣があることがわかりました。湯船に浸かる2,533人に「入浴剤を使用するか」も尋ねたところ「必ず使う(21.8%)」「たまに使う(26.1%)」「あまり使わない(20.5%)」を合わせて68.3%と、7割弱の人は入浴剤を使用していますが、最も多いのは「全く使わない(31.7%)」という結果になりました。年代別では「全く使わない」の比率は20代以下と60代以上が他の年代よりも高い傾向が出ています(図表4)。
入浴剤で最も重視されているのが「香り」で人気は「フローラル系」
入浴剤を全く使わないと回答した802人を除く、1,731人を対象に「入浴剤の購入時に重視する点」を調査したところ「香り(59.8%)」が最も重視されており、次いで「疲労回復効果(49.7%)」「価格(35.8%)」と続いています。年代別に見ると、全体の選択率は決して高くないですが「パッケージのデザイン」については30代以下と40代以上で大きな差が出ています。「好きな入浴剤の香り」も尋ねたところ「フローラル系(41.2%)」「シトラス系(39.4%)」「ウッディ系(34.5%)」が上位に並びました。年代別に見ると「フルーツ系」は20代以下が最も高く、年代が上がるほど下がっているのが特徴的です(図表5)。
健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル