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『気づきにくい目の充血』 スマホ習慣やアイメイクの影響に注意


千寿製薬(本社大阪府大阪市)が全国の20代~50代の女性400名を対象に「目の状態に関する意識調査」を実施しました。

最初の質問で「普段、自分の目の状態に関心がありますか」と聞いています。その内の74%が「関心がある」と回答しており、多くの人が自分の目の状態に関心がある一方、自分の目が「充血しているか」について「意識している」と答えたのは47%という結果となりました(図1・図2)。

図1

図2

さらに、自分の目において気になる箇所の優先順位では、61%が「まつ毛」「まぶた」など“目の周辺”を1位に挙げ、「白目」「黒目」などの“瞳そのもの”を挙げた人は39%という結果となっており、目の状態への関心があるとしながらも、“目の周辺”ばかり注目され、“瞳そのもの”への意識が低いことが明らかになりました(図3)。

図3

次に、先の質問で自分の目が充血しているかどうかを「意識していない」と回答した人に、その理由を聞いた回答では、「痛みやかゆみ、腫れなど他の症状が出ているわけではないから(28%)」が最も多く、続いて「自分の目は鏡を見ない限り見えないから(25%)」という結果となっています(図4)。

図4

充血しているかどうかを「意識していない」と回答した人でも、72%と多数が「充血のないクリアな瞳で毎日を過ごしたい」と回答しています(図5)。

図5

同調査の監修者でもある眼科医の佐藤香先生が「自覚症状が無くとも充血している状態は日常生活で起こり得ます。例えば、スマホやパソコンの長時間利用や、コンタクトの装着、女性の方ですとアイメイクなどが原因で充血する可能性もあります。痛みなどの症状がないから、頻繁に自分の目を見ることはできないからと、気付かずに「見落とし充血」になっている方は意外と多くいらっしゃいます。そのため、“目の周辺”だけでなく、“瞳そのもの”も意識することが大切です。」とアドバイスをされています。

図6

そこで、「充血している人へ抱く印象」および「自分が充血した場合どのような気持ちになると思うか」についての質問をしたところ、どちらも「疲れ」「体調の悪さ」を連想するという回答が上位となりました。また、充血のないクリアな瞳が他人に与える印象については、「健康的」「元気」な印象を抱くという回答が多く、目が充血しているかどうかは、その人の“健康状態”を連想させる傾向があることがわかりました(図7・図8・図9) 。

図7

図8

図9

調査では、74%が「目の状態に関心がある」と回答した一方で、目の充血を普段から意識している人は47%であることが明らかになりました。さらに、自分の目において最も気になる部位として、「まつ毛」「まぶた」など“目の周辺”を回答した人が61%に対して、「白目」「黒目」などの“瞳そのもの”を回答した人は39%でした。この結果から、目の状態に関心がある人は多いにも関わらず、充血を意識している人が少ない要因は“瞳そのもの”への意識の低さであると考えられます。
また、充血しているかどうかを意識していない理由としては「痛みやかゆみ、腫れなど他の症状が出ているわけではないから(28%)」が最も多く、次いで「自分の目は鏡を見ない限り見えないから(25%)」と回答されています。これらの結果から、充血が意識されない背景には、充血の気付きにくさも関係していると推察されます。
本調査を監修した眼科医・佐藤香先生は「自覚症状が無くとも充血している状態は日常生活で起こり得ます。痛みなどの症状がないから、頻繁に自分の目を見ることはできないからと、気付かずに“見落とし充血”になっている方は意外と多くいらっしゃいます。そのため、“目の周辺”だけでなく、“瞳そのもの”も意識することが大切です。」と、 “瞳そのもの”の状態へ意識を向けることで、充血を見過ごさないことが大切であると述べています。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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