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今どきの「眉市場」


近年、「眉美容」というトレンドが注目されつつあり、自眉ケアへの意識の高まりに加え、アイブロウコスメのバリエーションも広がっています。髪やネイルと同じように、眉毛をプロの手に委ねることが常識となりつつある現代の眉美容事情に着目し、最新の眉毛ケア事情やトレンド、眉メイクについての調査結果が、ハリウッドブロウリフトを提案するJULIA IVY(本社東京都渋谷区)から発表されました。調査は10代から50代の女性500人にインターネットによるアンケートで実施されています。

自分の眉毛に悩みがあるか質問したところ、「ある」と答えた人が30.4%、「ややある」と答えた人が42.2%にのぼり、全体の7割以上の人が、自分の眉毛に何かしらの悩みを持っていることがわかりました。この調査は2022年にも実施されており2回目になりますが、前回調査では「悩みがある・ややある」と回答した人は53.8%だったのに対し、今回の調査では約35%増加しています。(グラフ1)

グラフ1

実際の悩みでは「左右非対称(45.5%)」がトップで、「毛流れがボサボサ」(36.1%)、「ケアの方法が分からない」(32.5%)と続いており、眉の形や毛流れといった自眉の悩みに加え、ケアの方法にも悩みを持っていることが伺える結果となっています。(グラフ2)

グラフ2

そこで、眉毛を自己処理でなく、実際に「サロンで施術したことがあるか」という質問では、約6人に1人(15.8%)が経験ありと回答しています。
眉毛を施術する場所は、多い順に「「眉専門サロン(63.3%)」、「目元美容サロン(29.1%)」、「美容室(25.3%)」という結果で専門性の高いプロに任せたいという人が多いことがわかります。(グラフ3・4)

グラフ3

グラフ4

眉美容への意識はこの数年で確実に高まっており、それもある程度一般化してきたように感じます。しかし一方で、自身に似合う眉や、メイク方法が分からず“眉毛迷子”になっている人も多いようです。
眉専門サロンも増え、眉のプロに施術を任せる人も増えているように、今後は『より専門的な立場から、自身に似合う眉やメイク方法を教えてほしい』という顧客ニーズの高まりが増加していくと考えられます。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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