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睡眠の質改善に期待のかかる素材「サフラン由来クロシン」

サフラン

オリザ油化(本社愛知県一宮市)は、サフリープ®(サフランエキス)。
「サフリープ®」は、同社が2023年に睡眠の質を高める素材としてクロシン量を3.0%以上に規格した水溶性粉末として上市しています。睡眠改善剤として特許も取得しています。(特許 5610577※第一薬科大学が保有)

サフランの柱頭の色素成分であるクロシンは、ヒスタミン神経系を調整することや、メラトニン合成の律速酵素であるアリルアミンN-アセチル転移酵素の発現を増加させ、メラトニンの合成を促進することで睡眠の質を改善する作用があると報告されています。
同社は睡眠改善をさらに訴求させるために新たな機能性表示食品を届出しました。
1つ目は「オリザ サフラン2020A」(届出番号:K150)で、機能性関与成分サフラン由来クロシン 0.66 mgを配合。届出表示は「本品にはサフラン由来クロシンが含まれます。サフラン由来クロシンには、睡眠の質が低いと感じている方の深睡眠をすみやかにもたらし、睡眠の質(寝つき、ぐっすり眠れること、眠りが深いこと、睡眠中に目が覚めないこと、すっきりと目覚められること)を高める機能が報告されています」の表記が可能になります。

2つ目が「オリザ サフラン 2020 B」(届出番号:K170)で機能性関与成分サフラン由来クロシン 0.378 mgを配合。届出表示は「本品にはサフラン由来クロシンが含まれます。サフラン由来クロシンは、睡眠の質が低いと感じている方の睡眠の質(中途覚醒回数の減少、すっきりと目覚められること)を高める機能が報告されています」の表記が可能になります。

睡眠の悩みは今や万人の悩みとも言える時代になりました。こういった背景から睡眠市場へ参入する企業も増えています。同社の今回の機能性表示食品としての新たな届出により、同素材が睡眠改善の一役を担う可能性をもたらしたと言えます。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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