OTENBA(本社東京都渋谷区)と未知(本社大阪府大阪市)が共同で「美容施術に関する意識調査」を実施し250名からの回答結果を公表しました。調査では美容施術に関する利用実態や支出傾向、意識、福利厚生への期待について聞いていますので、ここではその一部を紹介します。
お金をかけている美容施術・ケアの最多は「整体・骨格矯正」
現在、お金をかけて利用している美容施術・ケアはありますか?(複数選択可)」(n=250)の質問に対し、「整体・骨格矯正」(103名)が最も多く利用されていることが明らかになりました。次いで「医療脱毛」(76名)、「ヘッドスパ」(66名)と続き、身体のメンテナンスや癒しを目的としたサービスが、多くの人に選ばれることがわかります。
一方で、「パーソナルジム」(55名)、「高級フェイシャルエステ」(47名)、「痩身エステ」(30名)、「小顔矯正」(24名)など、外見や体型の改善に直結する施術への関心も高い傾向が見られました。性別や年齢を問わず、美容と健康に対する具体的なアクションが習慣として定着してきている様子がうかがえます。(グラフ1)

グラフ1
興味はあるが支出を抑える傾向
「美容施術・ケアで、月額のおおよその支出額を教えてください。」(n=250)と尋ねたところ、最も多かったのは「0円」(149名)で、全体の59.6%を占めました。つまり、関心はありつつも、現実的には出費をしていない層が半数以上存在していることがわかります。
一方で、「2,001~5,000円」(38名)、「5,001~10,000円」(31名)など一定の金額を継続的に支出している層も多く、さらに「10,001円以上」の支出をする人も約7%存在していました。この結果から、美容・健康施術に対するニーズは高いものの、費用が障壁になっていることがある一方で、価値を見出して積極的にお金をかけている層も確実に存在していることが示されています。(グラフ2)

グラフ2
お金に糸目をつけないとしたら「美容医療」をやってみたいが最多
「もしお金に糸目をつけないとしたら、やってみたい美容施術を教えてください。(複数回答可)」(n=250)という質問に対して、最も多かったのは「美容医療(シミ・たるみ取り、ボトックスなど)」(110名)でした。エイジングケアや若々しさへの関心が高いことを示す結果です。
続いて「整体・骨格矯正」(103名)、「医療脱毛」(76名)など、普段から利用されている施術が上位に挙がっており、理想と現実のニーズが一致している傾向が見受けられました。
金銭的な制約さえなければ、より多くの人が積極的に美容施術を取り入れたいと考えていることが明らかになったといえるでしょう。(グラフ3)

グラフ3
会社の福利厚生での利用願望が高い
「美容施術が、会社の福利厚生で「特別価格」で受けられたら?」(n=250)という問いに対し、「積極的に使いたい」(35.2%)、「興味がある」(47.6%)と回答した人を合わせて、82.8%が前向きな意向を示しました。
この結果から、多くの人が美容・健康への投資に関心を持っており、企業のサポートがあればさらに利用したいと考えていることを示しています。
美容施術を福利厚生に取り入れることで、企業は従業員の健康意識や満足度の向上に貢献できる可能性があります。(グラフ4)

グラフ4
美容施術は「自己投資」と考えている人が多い
「あなたの中で「美容施術」はどのような位置づけですか?」(n=250)という質問に対して、「自己投資」と答えた人が45.6%で最多となりました。次いで「癒し・ご褒美」(24.8%)、「体調管理の一環」(21.6%)という結果でした。この結果から、多くの人が美容にかけるお金や時間を“自分自身の価値を高めるための投資”と考えていることがうかがえます。外見のケアだけでなく、心身の健康やモチベーション維持においても、美容施術が重要な役割を果たしていることが見て取れます。(グラフ5)

グラフ5

健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル