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美容医療もスキンケアの選択肢の1つ 30代女性の9割が「肌に自信がない」と回答


近年ではSNSの普及によって美容情報があふれています。特に30代の方は肌の悩みが増える年齢層のため、美肌への関心や美容医療への意識が高まっているのではと予想されます。そういった観点から30代女性100名を対象にアースケア社が「美肌への意識や美容医療への関心」についてアンケートを実施し、その結果を発表していますので紹介します。

最初の質問で自分自身の肌に対して「自信がありますか?」と尋ねていますが、肌に自信を持っていると回答した人は、わずか9.3%で、90.7%の人が自分自身の肌に「自信がない」と回答しています。この結果から、多くの30代女性が自分自身の肌に対して悩みを抱えていることがうかがえます。(グラフ1)

グラフ1

それでは実際に30代の女性はどのような肌悩みを抱えているのでしょうか。その結果、最も多くの人が悩むのは、「シミ」(67.3%)でした。また「たるみ」(55.1%)や「シワ」(51%)なども多くの女性が悩みとして抱えていることがわかりました。(グラフ2)

グラフ2

これらの悩みがあると、情報を収集して解決しようと考える人もいると考えられることから、どのように情報収集を行っているかを質問しています。意外にも「情報収集をしたことがない」という女性が多く、悩みがあっても情報収集をしないという傾向があるようです。または、自ら情報収集するほど、肌に悩んでいないことが予想されます。尚、情報収集をする人の中では、ネットでの検索(グーグルなど)が最も多く利用されていることが明らかになりました。(グラフ3)

グラフ3

美肌を保つには適切なスキンケアを行う必要がありますが、どれくらいの割合の人がスキンケアに気を付けているのでしょうか。
「肌をきれいに保つためにスキンケアに気をつけていますか?」と尋ねていますが、66.7%の人が肌をきれいにするためにスキンケアに気をつけていることがわかりました。(グラフ4)

グラフ4

美容への関心が高い人は自宅でのセルフケアに加え、美容医療(美肌治療)を試す傾向があります。そこで30代の女性のうち、どれくらいの人が美容医療(美肌治療)に関心があるのかを聞いています。
「肌をきれいに保つために美容医療(美肌治療)を受けたことがありますか?」と尋ねた結果、美容医療を受けたことがある人は11.2%にとどまりました。また、興味があると回答した人を含めると、合計42%の人が「美容医療への関心がある」ということが伺える結果となっています。これらの結果から、美容医療の普及は低いものの、関心がある人は少なくないということができます。(グラフ5)

グラフ5

この調査結果は、美肌への関心や肌悩みへの取り組みが高まっている30代女性の意識を反映しています。多くの女性が肌に自信を持っておらず、特にシミやたるみ、シワといった肌トラブルに悩んでいることが明らかとなりました。また、スキンケアへの取り組みは多くの女性が行っており、自宅でのケアに注力していることがわかりました。
しかし一方で、美容医療はまだまだ普及していないことが明らかになりました。美肌への道は個々の肌質や悩みに合わせた適切なケアが重要ですので、美容医療(美肌治療)もスキンケアの選択肢の一つとして検討さしても良いのかもしれません。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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