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日本人のTikTokでの商品購買行動

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合同会社RASA JAPANが、全国の生活者を対象に、日本人のTikTok購買行動に関する意識調査を実施し、その結果を公表しました。本調査では、TikTokをきっかけに生まれる購買頻度や、購入に至るまでの行動プロセス、購入ジャンル、購入の決め手、1回あたりの支払金額などを多角的に分析し、2026年現在における「短尺動画が買い物を動かす仕組み」を可視化しており、TikTokの投稿が、日本人の消費行動にどの程度の頻度で影響を与えているのかを調査しています。動画を視聴するだけでなく、そこから実際の購入やサービス利用へとつながる流れが、どの程度生活に定着しているのかを浮き彫りにしています。

月1回以上の買い物経験者が4割超を占める

今回の調査結果を全体で見ると、TikTokをきっかけに商品を買う頻度は「月に2〜3回程度」が16.01%(101人)と最も多く、次いで「月に1回程度」が15.06%(95人)、「週に1回以上」が14.10%(89人)となりました。これらを合算すると、月に1回以上は何らかの購買アクションを起こしている層が全体の45%を超えており、特定の情報を起点とした消費が一定のサイクルで繰り返されていることが分かります。

一方で、利用頻度がやや低い層については「2〜3ヶ月に1回程度」が9.98%(63人)、「半年に1回以下」が8.24%(52人)という分布になりました。また、実際の行動には至っていないものの「購入・利用したことはないが詳細を調べたことはある」という日本人も13.95%(88人)存在しており、TikTokが情報の入り口として機能している様子もうかがえます。(グラフ1)

グラフ

グラフ1

動画で知った商品を検索エンジンで再検索し確認して購入

そこで最初の質問で「1回以上の購入・利用経験がある」と回答した日本人400人を対象に、動画で商品に興味を持った後、実際に決済ボタンを押すまでにどのようなステップを踏んでいるのか、その具体的なプロセスを聞いた結果、「商品名やブランド名を、検索エンジン(Google等)で再検索する」が44.75%(179人)で最多であることが分かりました。
次いで「公式サイトやECモール(Amazon等)で、価格や詳細スペックを確認する」が39.50%(158人)、「投稿を『保存』して、後で買うためのリストにする」が33.25%(133人)と続いています。
また、「SNS内でハッシュタグ等を使って、一般人のリアルな口コミを探す」と「店舗に足を運んで実物を確認してから購入する」はともに26.50%(106人)という結果になりました。(グラフ2)

グラフ

グラフ2

総合的に言える事として、TikTok内の情報だけで完結せず、外部のデータを確認して納得してから買うという、日本人の慎重な消費スタイルが反映されています。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子

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