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美容投資の中心的存在がビタミン摂取

サプリメント

現代人の美容意識の高まりに伴い、外側からのケアに加えて、内側からのケアであるインナーケアへの関心も広がりを見せています。特にビタミンは美容や健やかな暮らしに役立つ栄養素として広く知られていますが、その摂取方法や実態については十分に明らかになっていません。そういった背景から、Incubate Harbor(本社東京都千代田区)が事業化推進を支援する「IN MIST(インミスト)」を展開するゼロワンブースターが、日常生活におけるビタミン摂取と美容ケアの関わりを探るため、美容に関心を持つ20代~60代の男女115名を対象に調査を実施し、その結果を公表しました。

美容意識の高い人ほどサプリメントを習慣化して摂取
美容への関心度が「高い」と答えた人のうち 約7割がサプリメントを日常的に利用。一方「低い」層では2割程度にとどまり、美容意識とサプリメント習慣には大きな差が見られました。(グラフ1)

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グラフ1

人気の成分はビタミンC
最も摂取されているのはビタミンC(6割超)で、次いでB群、Dが続きました。特に20代・30代ではCの支持率が高く、定番成分としての地位を確立しています。(グラフ2)

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グラフ2

継続の壁は「価格の高さ」がトップ
不満点として「価格が高い」(約4割)、「飲み忘れる」(約3割)、「持ち運びに不便」(約2割)が上位に。続けたいけど続けにくい、という現実が浮き彫りになりました。(グラフ3)

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グラフ3

調査から、現代人は美容において「外側ケア」と「内側ケア」を両立させる傾向が強まっており、特にビタミン摂取が美容投資の中心的存在となっていることが明らかになりました。同時に、価格・利便性・味といった課題も存在しており、生活者が日常的に続けやすい製品やサービスの提供が市場拡大の鍵となると考えられます。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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