エステ開業

エステサロンを開業するためには何を準備すればいい?


エステティシャンとして働いている人の中には、自分のサロンを開業したいと考える人もいるでしょう。
エステ開業を目指すためには、準備しなければいけないことがたくさんあるので、あらかじめ把握しておく必要があります。
今回は、エステ開業をするには何が必要なのか詳しく解説していきます。
自身のサロンを開業したいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

エステ開業の場所を決めよう

エステ開業するには、場所を決めなければいけません。
どこでサロンを開業するかにより、顧客の年齢層やニーズが高いサービスなどが異なるため、きちんとリサーチするようにしましょう。
また、サービスを提供するにあたって必要なスペースを確保できるかどうかという点も重要です。
まずは、具体的にはどのような場所でエステ開業できるのかご紹介します。

自宅


自宅サロンを開業するのであれば、場所探しは必要ありません。
しかし、リラックスした時間を過ごしてもらうために生活感を感じさせないようにするなどの工夫は必要です。
場合によってはリフォームを検討することもあります。

マンション

マンションの1室を借りてエステ開業するケースもあります。
マンションでエステサロンをスタートする場合は、どのような人をターゲットにするかがポイントです。
ターゲット層が既に決まっているのであれば、それに合うエリアを選定し、物件選びを進めましょう。
ただし、営利目的での利用ができないマンションもあります。
後々当サイト厳選!2022年 業界ニュースダイジェストトラブルになってしまう恐れもあるため、事前に店舗として利用する許可を必ずもらってください。
店舗として利用する場合、契約金が別途必要になるケースもあるので確認は必要不可欠です。

出張サービス

出張サービスという選択肢もあります。
出張サービスの場合は、顧客の家に訪問するので店舗を用意する必要がありません。
しかし、エステマシンや化粧品、販売する商品などを置くスペースは確保しなければいけないため、それを踏まえて決めるようにしましょう。

エステ開業前に準備すべき機材や備品とは?

エステ開業を実現するには、機材や備品も進めなければいけません。
開業に必要となるものはいったい何があるのでしょうか?
ここでは特に必要性が高い機材や備品をピックアップしてご紹介します。

ベッドなどの大型備品


ベッドやスツール、ワゴン、エステマシン、タオルウォーマー・クーラー、消毒するための衛生機器などはエステサロンに必要です。
これらを設置するためのスペースが確保できるかという点も確認しておきましょう。
ベッドやスツールは、心地良さや使い勝手の良さを意識して選ぶのがポイントです。

タオルなどの消耗品

バスタオルやフェイスタオル、シーツ、替えの下着、ガウン、スリッパも必需品です。
また、メイクスペースに置く備品も忘れないようにしてください。
タオルやシーツは直接肌に触れるので、質が良いものを選ぶと喜ばれやすいです。
使うごとに劣化してしまうので、耐久性とコストの兼ね合いも加味して選びましょう。

掃除用品などの備品


カウンセリングシートや契約書類、領収書、掃除道具などの備品も必要です。
カウンセリングや契約書類などは不備がないかオープン前にしっかりと確認してください。
店内を清潔な状態にするには、モップや雑巾などの備品も準備しておかなければいけません。

施術に必要な備品

提供するメニューによって必要な備品が異なります。
フェイシャルエステを行う場合は、柔らかいハケやガラスのボウル、スポイト、拭き取り用のスポンジ、パック、コットンなどがいります。
提供するメニューによって用意すべき備品が異なるので、どのようなメニューにするか早い段階で決めておくのがおすすめです。

サロン内の環境を整える備品


エステサロンは、非日常を感じながらリラックスしたいと思っている人が足を運びます。
そのため、サロン内の環境もそのニーズに合うように作り上げることがポイントになります。
店内環境を整えるための備品には、BGMオーディオ機器やグラス、カップ、インテリアなどが挙げられるでしょう。
サロンのイメージに合わせた照明機器やインテリアを揃えると、より非日常を感じてもらいやすくなります。

置いてあると喜ばれる備品

待っている間に読める雑誌などがあると喜ばれます。
女性が好みそうな週刊誌やレシピ本などを置くのが良いと思うかもしれませんが、エステサロンは美に対する意識を高める場所です。
そのため、コスメを紹介するページが多い雑誌やファッション誌などを置いておくとより喜んでもらえる可能性が高いので、ぜひ置いてみましょう。

開業資金もしっかりと準備しよう

エステ開業するには、資金の準備も忘れてはいけません。
最後の、エステ開業で必要となる資金を確認しておきましょう。

初期費用


初期費用は、自宅サロンなのか、マンションなどを借りるのかによって大幅に変動します。
マンションなどを借りる場合は、敷金・礼金として家賃の4~6ヶ月分が必要になると考えておきましょう。
保証金が必要となるケースでは、家賃1年分を用意しておくと安心です。
家賃が20万円の物件であれば、80万~240万円ほどになると考えられます。
自宅サロンを開業するためのリフォームを検討するケースもあるでしょう。
内装のリフォームは物件によってピンからキリまであります。
20坪程度のサロンであれば、100万~300万円ほどかかると考えておくのが無難です。
予算をあらかじめ決めて提示すれば、それに見合った工事を内装業者がしてくれるので相談してみてください。

備品の購入にかかる費用

エステ開業に必要となる備品は先ほどご紹介しました。
それらを準備するための費用ももちろん用意しなければいけません。
ベッドは5万~10万円、タオルウォーマーは1万~2万円など、アイテムによって相場はまちまちです。
備品類は、10万~30万円ほどの予算を用意しておけば基本的なアイテムが揃います。

エステマシンの購入費用


オールハンドの施術を行う場合もありますが、エステマシンを使うケースの方が多いでしょう。
エステマシンは、必要な機能によって値段が大きく変わります。
数百万円するマシンもあれば、比較的リーズナブルなスチーム機能などが搭載されたマシンもあります。
どのようなメニューを提供するか決まっていれば、必要なマシンを選びやすいでしょう。

消耗品の購入費用

タオルやカルテなどの消耗品は、数万円ほどで揃えることができます。
新型コロナウイルス感染症の影響もあるため、感染症対策グッズの準備も忘れないようにしましょう。

宣伝や広告にかかる費用

エステ開業後、宣伝や広告をしなければ思ったように集客できない時期が長くなり、経済的に厳しくなってしまう可能性があります。
このような事態を防ぐためには、宣伝や広告の費用も確保しておくことがポイントです。
最初からある程度顧客を獲得したいのであれば、広告費は数十万円~100万円ほど見積もっておくことをおすすめします。
SNSを活用して少しずつ集客するというスタンスで問題ない場合は、それほど広告費がかかりません。

エステ開業するには、まずどこでスタートするかを決めてください。
自宅なのか、マンションなのかによって、必要な資金に差が生まれるためです。
どちらのスタイルが自分に合っているかしっかりと考えて決めれば、後悔することもないでしょう。
自宅でもマンションでも、エステマシンや備品などは必要になるので、開業を考えているのであれば少しずつ準備を進めていきましょう。


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