未経験者がエステサロンを開業する方法として人気を集めているのが、フランチャイズです。
フランチャイズに加盟すれば、本部での研修を通して経営のノウハウから施術や商品知識、接客マナーまで身に付けられます。
この記事では、フランチャイズにおける研修の重要性から、研修を受けるために必要な時間や費用、具体的な研修内容についてご紹介していきます。
フランチャイズへ加盟してエステサロンを開業したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
フランチャイズにおける研修の重要性
フランチャイズに加盟する際は、本部にて事前に研修を受ける必要があります。
まずは、フランチャイズにおける研修の重要性について解説していきます。
加盟者が安定した経営を行えるようにするため
フランチャイズへの加盟を希望する方に対して、研修を実施することが重要である理由の1つ目に、加盟者が安定した経営を行えるようにすることが挙げられます。
フランチャイズ事業を成功させるには、より多くの加盟店を確保する必要があります。
ただし、単に加盟店を増やせばいいというわけではなく、いかに安定した経営をサポートできるかがカギとなります。
経営悪化によって廃業する加盟店が増えれば、フランチャイズ本部に対する信用が低下し、加盟先には選ばれなくなります。
そうなるとフランチャイズ事業は縮小を余儀なくされ、最終的には撤退することになってしまうでしょう。
フランチャイズ加盟者の多くは経営初心者であるため、加盟店の増加と共にその数を維持していくためには、研修を通して経営サポートや教育が欠かせません。
サービスや商品の質を一定にするため
フランチャイズにおいて研修が重要である2つ目の理由は、サービスや商品の質を一定にするためです。
お客さんがフランチャイズ店に求めているものは、この看板を掲げているお店ならどこでも同じサービスが受けられる、あるいは目的の商品を購入できるという安心感です。
もし、加盟者が自分の判断で勝手にサービスや商品を変えてしまうと、ブランディングが崩壊し、お客さんは困惑してしまいます。
また、提供するサービスや商品は同じでも、スタッフのスキルで差が出ることもあります。
店舗によってサービスや商品、スタッフのスキルにばらつきがあれば、「ここのサロンは店舗によって当たり外れがあるから利用したくない」と思われてしまうかもしれません。
こうした問題を防ぐためには、事前に徹底した研修を行い、各加盟者に共通の認識とスキルを身に付けてもらう必要があるのです。
フランチャイズ研修の概要
フランチャイズにおける研修の重要性について理解できたところで、実際に研修に参加するためにはどれくらいの期間や費用がかかるのか気になる方もいるでしょう。
ここでは、研修の対象となる人物、研修期間、研修費用についてご紹介します。
研修の対象となる人物
一般的なフランチャイズの研修では、オーナーと予備人員1～2人を対象に行うことが多いです。
ただし、エステサロンのフランチャイズでは、施術スタッフ全員が対象となるケースもあります。
研修期間
研修期間はフランチャイズによって大きく異なり、数日のこともあれば2ヶ月ほどかかることもあります。
研修の大まかな流れは、まずオリエンテーションと呼ばれる基本研修を行い、次に接客や業務、商品知識などを学びます。
研修の合間や終了後に、理解度をチェックするためのテストを実施するケースも多いです。
段階ごとのテストに合格することで次のステップへ進んでいくことができ、最終テストに合格すれば現場デビューとなります。
研修費用
研修費用もフランチャイズによって差がありますが、相場は1日当たり1～3万円とされています。
ただし、テストに合格できずに追加試験を受ける場合は、別途追加費用を支払う必要があります。
追加研修費は通常研修費の2倍になるケースもあるため、注意が必要です。
フランチャイズ研修の具体的な内容
ここからは、エステサロンのフランチャイズで実施される研修の内容について、より具体的にご紹介していきます。
フランチャイズ研修は、開業前に行う研修と開業後に行う研修の2つに大きく分けれらます。
開業前の研修内容
経営理念やコンセプトの共有
まずは、基本研修として本部の教育スタッフが、会社概要や経営理念、コンセプトなどについて説明します。
本部と加盟店の間で価値観やブランドイメージをしっかりと共有することが、フランチャイズ事業の成功へとつながります。
接客マナー研修
経営理念やコンセプトについて理解したら、次は接客マナーを学びます。
エステサロンのフランチャイズであれば、施術スタッフとしてまたカウンセラーとして、店頭に立つ上で基本となる身だしなみや言葉遣い、姿勢などを身に付けていきます。
商品知識講習
一人ひとりの体の状態に合わせて食事や生活習慣を管理するエステサロンのカウンセラーは、自身の店舗で取り扱っている商品について、お客さんに正しい知識を伝えることが重要です。
サロンによっては、100種類以上もの商材を取り扱っていることもあります。
それぞれの成分や効果をしっかりと把握した上で、お客さんごとに最適なものをおすすめできるように知識の定着を目指します。
カウンセリングのロールプレイング
カウンセリングでは、お客さんの身体の状態を隅々までチェックし、その人の希望や目的に合わせて最適なサプリメントやファスティングプランの提案を行います。
自分のカウンセリングに自信を持って現場に立てるようにするためにも、何度も繰り返しロールプレイングを行います。
実施テスト
研修の最後には、実施テストを行います。
商品知識の筆記やカウンセリングの実技などについてテストを実施し、合格してからはじめてカウンセラーとしてデビューします。
ここでもし、合格できなかった場合は、追加研修を受けます。
開業後の研修内容
フランチャイズによっては、開業前でなく開業後も研修を行って継続的に経営をサポートしてくれるところもあります。
開業後に行う主な研修には、以下のようなものがあります。
定期研修
加盟店全体の質を安定させるために、本部に集まって定期的に研修を行います。
定期研修の頻度はフランチャイズごとに異なりますが、最低でも年1回は実施しているケースが多いようです。
また、新サービスや新商品を導入する際はその都度、知識及び技術を周知するための研修が実施されます。
新入社員への研修
加盟店が新入社員を雇用した場合、現場に出す前に本部で研修を行うこともあります。
本部から学んだノウハウを、各加盟店のオーナーが新入社員に教えるということも可能ですが、時間の経過と共に本部との間で認識にズレが生じることも少なくありません。
正しい知識やスキルを身に付けてもらうには、本部の教育スタッフの元で指導を受けることが最良と言えます。
オーナーが交代する場合の研修
オーナーが交代する場合も、新しいオーナーに対して研修を行います。
就任前に本部で研修を積み、店長としての責任や業務範囲についてしっかりと理解した上で業務に臨みます。
フランチャイズでエステ開業に成功するためには、研修制度が充実している加盟先を選ぶことが大切です。
インナービューティサロン「エステプロ・ラボ」では、フランチャイズ加盟店に対する研修として、接遇・マナー研修、商品知識講習、カウンセリングロープレ、実施テストを行っています。
研修を受けた人が自信を持って現場に立てるよう丁寧にサポートしているので、未経験でのエステ開業を考えている方にもおすすめの加盟先です。
