みなさん、こんにちは。セラピストをしている、元美容看護師のAsamiです。
美容看護師を経てサロンのセラピストになった私が、最新の美容やスキンケア、よく質問されるお悩みなどに答えていくコラムです。どうぞ末永くよろしくお願いいたします。
クリニックとサロンの違い、棲み分けがわからない
私のサロンに来るお客様と話をしていて何度も感じるのですが、みなさん美容クリニックとサロンの違い、棲み分けをわからないままなんとなく通っていることが多い!と思ったからです。
確かに使い分けを学ぶところなんてないし、実際私も美容皮膚科で働いていた時は、何故クリニックではなくサロンに行くのかな…と思っていた時期もありました。
ただ、この使い分けを知っていると、自分の肌と向き合って美容を頑張っていこう。と思った時に、とてもいいルートで完成像に近づけると思いますので是非ご参考にしてみてください。
新築の家を建てることがごとく
私はお客様に肌の状態を満足したとおりに仕上げていく方法を【新築の家を建てること】と仮定してお伝えしています。
まず家を建てよう!と思ったときに、みなさんどんな家がいいかな〜と設計図を書いて想像して形を作っていくと思います。
その工程が、棲み分けの一つめ「自宅で行うスキンケア」。なぜならば、自宅で悩みながらスキンケアした結果、例えば毛穴や黒ずみ、くすみ乾燥などの悩みが気にならなくなるかもしれません。
もしそこで、満足したらそれはそれでいいんです。家をいつか建てたいな、設計図作って今は満足だな、また機会があったら次のステップに進もう。という考え方ですね。
ただそこで、設計図まで書いたし家を建てるぞ!となったら、とうとうエステサロンの登場です。家を建てる前には、必ず土台を作る工程があります。土を掘って基盤を作る。
その工程が棲み分けの二つめ「肌の土台を整えるためにサロンに行く」です。
土台の整え方法で言うと、サロンでは主にピーリングや導入になると思います。
そしてここが大事なのですが、施術の際にプロに肌の状態を見てもらい、自分に何が足りないのか、どんなスキンケアをしたらいいのか、洗顔方法は合っているか…など基礎を振り返ることが出来ます。
そういう相談ができ、信頼がおけるサロン(施術者)に出会うことが大事なので、サロン選びのひとつになればなとも思います。
そこが組み合わさると、自宅でのスキンケアもより自分に合ったものになり、しっかりとした土台が作れていくと考えています。
家を作る基礎、土台ができて一旦家を建てるのはステイして来年にしよう=肌の調子が安定している!このままこれで過ごすことを目標にしよう…で終わってもいいのですが、やっぱり顔小さくしたいな、ニキビの跡をしっかり見えなくしたいな。などとなってきたら、棲み分け三つ目の「美容クリニックに行く」です。
「美容クリニックは最後」ここがポイントです
家を建てる工程で、基礎工事をしないで家を建てることはしないですよね? それと同じで、肌の基盤が出来ていないと、美容クリニックで受けた施術が最大限の効果を発揮できないのです。(もちろん、美容クリニックで基礎工事を行うことも可能なので、選び方次第だとは思いますが、絶対にサロンに行ってからというわけではありませんこと、ご理解くださいませ)
もし、美容施術受けたのに効果が感じられないなどという経験があるかたは、是非家を建てる工程。を思い出し、順番に行ってみてください!
もしかしたら、基礎工事をしていないのに家を建ててしまったからすぐに壊れてしまったのかもしれません。
そして、美容クリニックとサロンの両方でお客様の肌施術をさせてもらっている私がみなさまにお伝えできることは【相談したいな。くらいの気持ちで予約をしてくれるくらいで十分】です。
自己流でやるより、プロに聞く。プロに任せる。そこで、自宅でのケア方法を教えてくれないところや、気持ちに沿ってくれないところは2度目はなし。という強い気持ちで行ってくださいね。
行って施術をして会話をしてハッピーになれるのが、美容クリニックやサロンです。どうか、鏡を見るたびハッピーになれる人生を!
看護師、化粧品検定1級、コスメコンシェルジュの資格を持つ。
「鏡を見るたびハッピーになれるような人生を」をテーマに、すべての人の肌悩みやコンプレックスを、スキンケアや化粧品、メイク、美容医療で解消できるようにはたらきかけている。

健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル