業界ニュース

美容と医療の融合 顎関節症の治療に美容機器を活用する歯科医院


顎関節症の治療に美容機器を活用する歯科医院

GROTTY PRO機器の写真

様々な美容関連機器を手掛けているプロラボソリューションのGROTTY PRO(グロッティプロ)。
エステサロンで再生美容(幹細胞培養上清液療法)を可能にするために開発された美容機器である。

同マシンの登場により医療レベルの施術がサロンで行えるようになったわけだが、最近では、医療機関でGROTTY PROが活用されるという、逆輸入ならぬ逆転の現象が起きている。

そこで今回、治療にGROTTY PROを役立てているというデンタルクリニックに話を伺ってきた。

プロフィール

銀座トリニティデンタルクリニック
院長 福島 一隆 医師
福島 一隆

顎関節症が全身に 影響を与えることも

当院は総合歯科診療を標榜し、虫歯治療だけでなく長期的に健康な状態を維持するための「歯科治療の本質」を目標にした診療を行っています。

私が考える「歯科治療の本質」とは「白い歯で、何でも噛める様に、歯を守る」=「顎関節、咀嚼筋、歯」という3つの調和を取り戻すこと。

そのため全国でも珍しい「噛み合わせ再治療外来」を置いています。噛み合わせは、口を開けたり、閉じたりする際の支点となる「顎関節」、その運動を主に行う「咀嚼筋」、上下の「歯」の凹凸、の3つが複雑に絡み合っています。

これらの調和が崩れると、歯が痛い、噛みずらい、顎が痛い、口が開きずらい、口を開ける時に音がする、などの症状が出る事があります。

顎関節症の特徴としては、開閉口時の機能障害、顎関節〜周囲の筋肉の痛み、顎関節からの音、の3つが挙げられます。これらについて、クリニックで診査を行い顎関節症と診断します。

顎関節症になると顎に異常が生じるだけではありません。頭痛や肩こり、人によっては、首・背中・腰などの痛み、耳の痛み、耳鳴り、目の疲れなど、症状は全身に及びます。さらには顔が歪むといった女性にとっては深刻な症状も。

GROTTY PRO(グロッティプロ)で、治療が大幅スピードアップ

福島一隆医師

治療法はマウスピースやマッサージ、ストレッチ、リハビリが中心で痛みを抑えるためにトリガーブロック注射を用いることもあります。

今年の4月からはこれらに加え、試験的にグロッティプロを導入してみたのですが、予想以上の効果を発揮してくれています。

グロッティプロは、近赤外線と音響振動の相乗効果で血液中の一酸化窒素(NO)にスイッチを入れます。それによって血管周りの筋肉を緩め、血流の巡りが整うことでストレッチ、リハビリの役割をしてくれるのですね。

まだ試験的導入で10例ほどしか治療経験がありませんが、

  • 「顎関節・その周囲の筋痛が取れた」
  • 「開口量が増えた」
  • 「筋の過緊張が改善した」
  • 「長時間の治療で、顎が痛くなったり、疲れがすぐに治った」

などの結果が、グロッティプロの照射直後に結果が得られています。

このように、グロッティプロ導入の最大のメリットは、治療結果を短期間に得られるという事が挙げられます。

人体模型の頭蓋骨

これまで顎関節症の治療には、

  • 顎関節の動きをよくするためのマニピュレーション
  • スプリント(マウスピース)の使用
  • ご自身でのリハビリ運動

の3つの方法で対応していましたが、症状が改善するには、時間がかかることがありました。

グロッティプロを併用する事で、筋肉の痛みがとれて、さらにある程度ほぐれた状態から治療をスタートできれば、トータルの治療期間の短縮にも繋がる可能性があります。患者様にとっては、痛みがなく、短期間で治療が終われば、大きなメリットだと思います。

銀座トリニティデンタルクリニックよりお知らせ

2020年6月グランプロデンタルクリニック銀座としてリニューアルOPEN!

総合歯科診療を標榜し、長期的に健康な状態を維持するための「歯科治療の本質」を目標にした診療を行ってきた銀座トリニティデンタルクリニック。

プロラボソリューションの製品導入をきっかけに、同社の佐々木会長の理念に大きく賛同。健康寿命の延伸を歯科医の立場で取り組みたいと考え、インナービューティの第一人者である株式会社プロラボホールディングスグループと提携し運営していくこととなりました。

新しいクリニック名は「グランプロデンタルクリニック銀座」。

https://prolabo-solution.com/
◆発売元:株式会社プロラボソリューション 〒108-0073 東京都港区三田3-7-18 THE ITOYAMA TOWER 7F
◆商品に関するお問い合わせ TEL:03-6809-6237 FAX:03-6436-9751

執筆)健康ジャーナルライター ホリスティック・ ジャーナル編集長 代田 多喜子

代田 多喜子


Related articles