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「寝室の寒さ」が朝の肌荒れの原因の可能性も

寝室

美容皮膚科・形成外科であるアイシークリニックを運営する医療法人社団鉄結会が、冬場の寝室環境と肌状態の関係性についての調査を実施したので、その結果を紹介します。調査は全国の20~50代男女300名を対象に「冬場の寝室環境と肌状態」についてアンケート形式で実施されました。

冬場は気温の低下とともに空気が乾燥し、肌トラブルを抱える方が増える季節です。特に注目したいのが「寝室環境」と「肌状態」の関係。就寝中は長時間同じ環境に身体がさらされるため、寝室の温度や湿度が翌朝の肌コンディションに大きく影響する可能性があります。

7割超が「朝起きた時に肌の乾燥やつっぱり感」を実感

最初の質問では、冬場、朝起きた時に肌の乾燥やつっぱりを感じるか聞いていますが、「よく感じる」が42.3%、「たまに感じる」が35.0%となり、合わせて77.3%の人が朝の肌の乾燥を実感していることが分かりました。(グラフ1)

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グラフ1

7割の人が「睡眠中の寝室の冷え込みが肌に悪影響を与えている」ことを認識

次の質問では、睡眠中の寝室の冷え込みが、翌朝の肌状態に影響していると思うかを聞いていますが、その結果、「とても思う」が28.7%、「やや思う」が43.0%となり、合わせて71.7%の人が寝室の冷え込みと肌状態の関連性を感じていることが明らかになりました。(グラフ2)

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グラフ2

何も対策をしていない層も一定数存在

そこで、冬場、就寝時に寝室で使用しているものについて聞いています(複数回答)。最も多かったのは「暖房器具(エアコン等)」で54.7%、次いで「加湿器」が38.3%、「電気毛布・湯たんぽ」が31.7%という結果になっています。一方、「特に何も使っていない」という回答も23.0%あり、寝室の冷え対策を行っていない層も一定数存在することが分かりました。(グラフ3)

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グラフ3

冬場の肌荒れ対策として、寝室環境を改善したことがあるかを聞いた質問では、ある」と回答した人は34.3%にとどまりました。多くの人が朝の肌乾燥を実感し、寝室の冷え込みとの関連性を感じているにもかかわらず、実際に寝室環境を改善するまでには至っていない実態が明らかになりました。(グラフ4)

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グラフ4

冬場に肌荒れを感じた時、どのような対策をしているかを聞いた回答で(複数回答)最も多かったのは「保湿クリームを塗る」で72.3%、次いで「化粧水・乳液を多めに使う」が48.0%、「加湿器を使う」が36.7%という結果になっています。一方、「皮膚科・美容クリニックに相談」は8.7%にとどまり、専門家への相談は少ない傾向が見られました。(グラフ5)

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グラフ5

調査の結果、7割超の人が「朝起きた時に肌の乾燥・つっぱりを感じる」と回答し、同じく約7割が「寝室の冷え込みが肌に影響している」と認識していることが分かりました。しかし、実際に肌荒れ対策として寝室環境を改善した人は3割台にとどまり、「気づいているが行動できていない」という実態が浮き彫りになりました。
肌荒れ対策としては保湿ケアが主流である一方、専門家への相談は1割未満と少なく、根本的な改善につながっていない可能性が伺える結果となっています。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子

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