オリザ油化(本社愛知県一宮市、村井弘道社長)は、岐阜薬科大学の原英明教授の研究グループと、「第7回OKB(大垣共立銀行) アグリビジネス助成金」を利用した共同研究により、「MaquiBright®」および含有成分のデルフィニジン類に強いブルーライトダメージ軽減作用があることを明らかにし、著名な科学雑誌である「BMC Complementary Medicine and Therapies」より論文発表しました。
「MaquiBright®」の科学的エビデンスについては,視細胞における可視光による光障害抑制作用を確認していましたが、VDT作業によるドライアイ発症の主な原因とされているブルーライト (青色LED) によるダメージに対する作用は不明でした。ブルーライトは可視光の中でも網膜まで届き、エネルギーが高いため長時間の目への暴露による影響が懸念されています。論文化された研究は、「MaquiBright®」およびデルフィニジン類の、ブルーライトによる網膜細胞へのダメージに対する細胞保護作用を評価したもの。
研究の結果、①網膜細胞の生存率が有意に増加した。②ドライアイの原因の一つとされているブルーライトによる生体内における酸化ストレスの原因となる活性酵素(ROS)産生を有意に抑制した。③ブルーライト照射による小胞体ストレスマーカー (ATF4)の増加も有意に抑制するなどの効果が確認されています。
これらの結果より、「MaquiBright®」およびデルフィニシジン類は,ブルーライトによる網膜細胞へのダメージに対して細胞保護的に作用することが示されました。さらに、そのメカニズムはROS産生および小胞体ストレス応答の抑制であることも明らかになりました。
健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル