2023年7月24日(月)〜26日(水)、ポートメッセなごや第1展示館で「ビューティーワールドジャパン名古屋」が開催されました。
同展示会は日本最大級のビューティー見本市「ビューティーワールドジャパン東京」の姉妹見本市として初めて東海エリアで開催され3日間で15,625名が来場(主催者発表)しました。
全体的には出展社は東京、大阪と重複している傾向でしたが、初回ということで様子見の企業が多く、ブースのコマ数も東京や大阪に比べて少なめだったものの、名古屋近辺のバイヤーやメーカーなどにとっては、近場での開催はメリットがあったようです。特に7月と8月は健康美容業界の展示会はこれまで無かったため、今後の販売戦略に一石を投じたといえるでしょう。
ここ最近の注目商材は「エクソソーム」。医療現場での点滴療法なども見かけられ、ブームとまでは言えないですが、取扱企業が増えてきており今後の動向に注目したいところです。
また今回の展示会は公益財団法人名古屋観光コンベンションビューローと協力し、「ビューティーワールドジャパン」では初めての試みとなるアカデミア分野と関連分野の企業とが交流できる産学連携ブース「なごやコラボピッチ」が開設され、東海エリアの教育機関に勤める大学教授や研究者と、大学発のベンチャー企業や地元企業が共同で行われました。美容や健康に関する事業例などを紹介するセミナーも実施され、聴講者からは「研究した成果をどうしたら製品化できるのか、ビジネス化する方法が理解できて興味深く聞けた」といった声も聞かれ、終了後に講演者とやり取りする姿も見受けられました。
今回は、韓国と中国からの海外出展者を含む222社(国内:220 社、海外:2社)が最新トレンド製品、サービスをエステ・ヘア・ネイルなどの業界関係者に向けて発表し、東海エリアでも国際総合ビューティ見本市としての存在感を確立した開催となったといえます。
健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル