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冷え性対策は「温かいスープ」で!


魔法びんのグローバル企業として、人と社会に快適で環境にもやさしいライフスタイルを提案するサーモス(本社東京都港区)は、20〜60歳代の男女1,212名を対象にインターネットによる『冷え・冷え性に関する調査』を実施し、その結果を公表しました。

最初の質問では『身体の冷えを感じる時期』について聞いていますが、その回答は10月が23%ですが、11月には47%に急増し、12月・1月・2月は66%以上が冷えを感じていることが分かりました。(グラフ1)

グラフ1

次に『自身が冷え性だと思うか』についての質問では、全体の54%が冷え性を自覚していることが分かりました。男女別でみると、女性は全体的に冷え性だと感じている人が多く、30〜50代女性は70%が冷え性を自覚している様です。一方、男性は若年層ほど冷え性を自覚しており、20代男性の50%が「冷え性だと思う」と回答しています。症状としては男女ともに「足が冷たい」や「手先が冷える」と感じている方が多いという結果になっています。(グラフ2・3・4・5)

グラフ2

グラフ3

グラフ4

グラフ5

そこで、冷え性の自覚がある方に『冷え性対策として実施していること』を質問したところ、「温かい飲み物を飲む」が63%、「お風呂の湯船につかる」が53%でした。さらに「身体を温めるための食事」についても質問しており、その回答では全体の72%が身体を温めることを意識した食事をしており、特に『温かいスープ』を摂っている人が74%という結果です。
あわせて『温かいスープを摂るのに適しているタイミングがいつだと思うか』を聞いたところ、「朝」が最多となりました。(グラフ6・7・8)

グラフ6

グラフ7

グラフ8

この結果について温活に詳しいイシハラクリニック副院長の石原新菜先生は次の様にコメントしています。
「毎日忙しい現代人は、ファストフードなど簡単に食べられるもので食事を済ませることも多く、お風呂にゆっくり浸からないなどから『冷え性』の人は年々増えています。さらに新型コロナウイルスによって運動不足になった方も多く、『冷え性』の方が増加した印象です。今回の調査で、若年層の男性に『冷え性』の人が多いことがわかりました。体温の約4割は筋肉で作られるといわれており、現代の男性は筋肉量が少ないことから今回の結果となったのではないかと考えます。

肩こり、頭痛、不眠などの不調の原因が『冷え性』であることも多く、ちょっとした不調を感じる人は、ぜひ“温活”をしてほしいです。その1つとして、あたたかいスープを摂ることは、身体の中から温め、体温をあげることができるため、“温活”に非常に適しており、1日の生活に取り入れやすいのでおすすめです。
温かいスープを摂るのに適したタイミングは、朝・昼・夕でそれぞれメリットがあります。1日のうちで体内リズムが最も活動的になるお昼に温かいスープを摂ることで、体温をアップしてエネルギーをチャージできるというメリットがあります。」

●石原先生プロフィール

イシハラクリニック副院長、ヒポクラティック・サナトリウム副施設長、健康ソムリエ講師。1980年 長崎市生まれ。幼少期をスイスで過ごし、帰国後は伊豆の緑豊かな環境に育つ。現在は父の経営するクリニックで漢方薬処方を中心とする診療を行うかたわら、テレビ・ラジオへの出演や、執筆、講演活動なども積極的に行い、「腹巻」や「生姜」などによる美容と健康増進の効果を広めることに尽力している。2児の母。
執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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