業界ニュース

健康食品市場は緩やかながら拡大基調

サプリメント

矢野経済研究所は、国内の健康食品市場、機能性表示食品市場を調査し、各セグメント別の動向、参入企業の動向、将来展望を明らかにしました。

機能性表示食品市場は、紅麹問題により2024年度にコレステロール対策を中心とした生活習慣病対策のサプリメント形状の商品に影響がみられたものの、2023年度までに受理された機能性表示食品の件数が多く、市場規模にプラスとなりました。
一方、紅麹問題発覚後の機能性表示食品制度の厳格化により、届出撤回や機能性表示食品としての販売休止などの動きがみられました。これに加え、2024年度後半からの「令和の米騒動」を象徴とする物価高による生活者の節約志向の中で、新規獲得効率が悪化しました。この影響により、サプリメントの通信販売を中心に広告出稿を抑える動きが強まり、機能性表示食品の市場成長が鈍化することが予想されます。

健康食品業界は、紅麹問題や、物価高を背景とした生活防衛、商品・送料などの値上げを機に健康食品の定期購入からの離脱がみられましたが、一方で体調管理への意識向上に伴う免疫サポート関連の需要拡大、若年層の健康・美容意識の向上など、健康食品に対する需要の盛り上がりもみられます。このため総市場は今後も緩やかな拡大基調が続くと予想されます。

グラフ

グラフ

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子

Related articles