業界ニュース

マキベリーエキスのミトコンドリア機能活性作用を特許出願

マキベリー

オリザ油化(本社愛知県一宮市)はアイケア・美容作用を有するマルチ素材、マキベリーエキスについてミトコンドリア機能の活性化作用を見出し、特許出願をしました。
健康食品市場ではアンチエイジング素材は根強い人気を博しており、中でもミトコンドリア機能の活性化=「ミト活」を訴求した製品の需要が加速しています。加齢に伴う活力低下のサポート機能や疲労感の軽減作用をもつ機能性表示食品対応素材のいくつかは、作用機序をミトコンドリア機能の活性化としており、機能性表示食品届出の際に科学的根拠となる作用であるため、潜在的な需要は大きいです。

ミトコンドリアとは全ての細胞に存在し、生命活動エネルギーであるアデノシン三リン酸(ATP)を生成する、細胞内の最重要器官であることからミトコンドリアは『エネルギーの生産工場』と呼ばれており、作られたATPは筋肉の収縮、神経伝達、タンパク質合成など生命維持に不可欠なプロセスに利用され
ています。すなわちミトコンドリア機能の活性化(=ATP 産生の増加)は、生命活動力の増加やアンチエイジングにつながるわけです。

同社がミト活素材のスクリーニング試験を実施した結果、マキベリーエキス-P35 (Delphinol®)に顕著な細胞内ATP産生能の増加作用が認められました。この結果より、マキベリーエキス-P35 (Delphinol®)は同社の新たなミト活素材であることが明らかになりました(図)。

図

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


Related articles