患者様の心をハッピーにするクリニックであり続ける

ニキビ跡の凹み（クレーター）治療の第一人者である鈴木稚子（わかこ）先生。
美容皮膚科の先駆者でもあり、24年間にわたりクリニックを運営してきた鈴木先生に、その歩みと患者への思い。そして、ニキビの治療や美容医療へのこだわり、さらには温泉療法への情熱まで、幅広いテーマで語っていただきました。

2024.12.27

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六本木スキンクリニック院長
鈴木稚子医学博士

1994年東京慈恵会医科大学医学部卒業／同大学皮膚科学教室・国立大蔵病院皮膚科臨床研究部を経て／2000年用賀ヒルサイドクリニックを開院／2017年9月23日六本木スキンクリニックを開院／医学博士　日本皮膚科学会正会員　日本抗加齢医学会　日本赤十字医療センター登録医　日本医師会スポーツ認定医　日本温泉気候物理医学会　温泉療法医　日本旅行医学会認定医　トータルアンチエイジング研究会副会長　日本アンチエイジング外科　美容再生研究会登録医。
著書に『「ちょっと変えるだけ」で誰でもキレイになれるシンプルな習慣』。

「病気じゃないけどつらい」声に応える医療それが美容医療

私が皮膚科を志した理由は、肌の悩みが目に見える形で現れ、患者さんの心にも大きな影響を与えると感じたからです。
若い頃、友人たちがニキビで悩む姿を見ていました。肌は目に見える問題だからこそ、放っておけないと思ったのです。
私が開業したのは２０００年。診療の中心は一般皮膚科でしたが、美容皮膚科ができる２００８年の８年前から美容皮膚科も行っていました。
開業にあたり私が掲げた理念は「美容皮膚科で治療をしているのは一人ひとりの心」。
シミがひとつ消えたり、ニキビ肌がきれいになったり、ニキビ痕の凹みや赤みが改善したり……自分でコンプレックスになっていた部分が克服されると、自信がついて気持ちが前向きになります。
そして、仕事がやる気になったり、人に優しくなれたりとプラスに向かっていくのです。シミをひとつとることで、その人の心がハッピーになっていきます。
気持ちがプラスに向いていくということは、素晴らしいことです。その人の生き様や心の内側が顔に出てきますから、より内面からの美しさも引き出されて素敵なお顔になっていきます。
六本木スキンクリニックは人の心をハッピーにさせるクリニックでありたいと思っています。

ニキビクレーターのオリジナル治療と20年の実績

実は、以前から特に注力していたのがニキビ跡のクレーター治療。かつてニキビは軽視されがちでした。でも、心の負担は計り知れないものがあります。だからこそ、しっかり向き合うことが大切だと感じていました。
ですから勤務医時代よりニキビ後のクレーター治療に興味を持ち、開業後も研究を続け、その甲斐あってオリジナルのニキビ跡クレーター治療を確立させました。
オリジナルのピーリング剤を使ってコラーゲンを生成させ、凹みを改善するオリジナル治療は、20年以上に渡り現在までに２万人を超える患者さんに施術を行ってきました。
治療にかかる時間は、もちろんですが人それぞれ。深いクレーターほど時間はかかりますが、確実に改善していきます。
当院には全国から患者さんが集まりますが、遠方の方でも改善するまで何度でも足をお運びくださいます。あきらめずに取り組むことの大切さを患者さんから教えられたような気がいたします。
また、年齢を重ねる患者さんに対しては、皮膚だけでなく健康寿命を延ばすサポートにも力を入れています。
年を取ると、健康であることがそのまま美しさにつながると実感します。患者さんが元気で美しく歳を重ねられるように寄り添うのが私の信念です。

海外で美容医療を受ける際の注意点

最近、韓国で施術を受けた患者さんがトラブルを抱えて来院することが増えています。困るのは「どのような薬剤を、どこの部分に、どれくらいの量を注入したのか」ということがわからないこと。
また、滞在中にあらゆる施術を一気に行う方が多いようですが医療である以上、急速な進展にはリスクが伴います。
もちろんクリニックではリスクも含めて、管理方法などしっかり説明はなされていると思うのですが・・・。
いずれにしても韓国で施術を受けるなら、一気に行わず１回の渡韓で１カ所。そして薬剤は何を、どれくらいの量を、どこの部位に入れたのかをきちんと把握しておいて欲しいですね。でないと何をどこで施術されたのか分からない場合が多く、対応に苦慮することがありますから。

これからも、患者さんに寄り添う医療を

患者さんが辛いと感じること自体が病気。例え病名が付かない不調であっても、患者さんが納得いくまで改善に導くのが医師としての使命だと考えています。
これからも、誰にも相談できずに悩む患者さんの声に耳を傾け、肌のアンチエイジングだけでなく、患者さんの内面や健康までサポートすることで健康寿命の延伸に貢献していきたいと考えています。

六本木スキンクリニック