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女性から見た男性メイクへの感想は・・・

メンズメイク

美容や健康にまつわる情報を発信する「Kirei Style(キレイスタイル)」の運用を行うビズキが、全国の20代〜50代の女性2,000人を対象に、「男性がメイクすることに対しての考え」に関するアンケートを実施したところ、最も多かった回答は「特に気にならない(自由でいいと思う)」で30.2%となりました。次いで、「正直あまり好ましく思わない」が24.6%、「メイクの内容やTPOによると思う」が15.9%と続く結果となっています。(グラフ1)

グラフ

グラフ1

年代別に見てみますと、「特に気にならない(自由でいいと思う)」と回答した方は年代が上がるにつれて増加している一方で、「正直あまり好ましく思わない」という回答は年代が下がるにつれて増加し、意外にも20代で最も多くなるという結果になりました。「特に気にならない」という方が、年代が上がるにつれて増加した理由として、人生経験や人間関係の幅が広がる中で、他人の選択に寛容になる文化的背景や成熟した価値観が影響していることが伺えました。また、上の世代ほどメイクをする男性を目にする機会が少なかったことから、「違和感」よりもむしろ「関心が薄い」という、いわば、”気にしていない”という無関心に近い寛容さがあるのかもしれません。
一方、「正直あまり好ましく思わない」方は20代で最も多くなりましたが、若年層ではメディアやSNSの影響もあり、「男性のメイク」が身近な存在になりつつあります。だからこそ日常的に意識しやすい環境にあり、メイクに対する期待値が高いからこそ、「中途半端なメイク」に対して違和感を抱きやすくなっている可能性が伺えました。(グラフ2)

グラフ

グラフ2

職業別では、どの職業においても「特に気にならない」という回答が最も多くなったものの、「とても良いことだと思う(自分を磨くのに男女は関係ない)」という考えに対する回答率は「自営業・自由業」の方が最も高くなりました。「自営業・自由業」では、他者や組織に縛られない働き方をしている方が多く、見た目やスタイルに対する制限が少ないため、メイクを「自由な自己表現」として肯定的に捉えやすい傾向があると言えます。自身で事業を展開していく必要がある個人事業主では、トレンドへの感度が高かったり、ビジネスの活動の中で多様な人々と関わる機会が多かったりと、性別にとらわれない価値観が根付きやすく、男性のメイクに対しても肯定的な姿勢につながっている可能性が伺えました。(グラフ3)

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グラフ3

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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