お母さんの疲労事情と解消法調査 〜フジ医療器が発表〜
美と健康の総合メーカー、フジ医療器(本社・大阪府大阪市)は子供を持つ20歳以上の女性を対象に「<母の日企画>お母さんの疲労事情と解消法調査」を実施し、その結果が公表されました。
今回の調査は2011年より毎年春に同社が独自に実施している調査で今回が11回目になるものです。
92%のお母さんが「普段から疲れを感じる」と回答
「あなたは普段疲れを感じていますか?」の質問に対し、「とても疲れを感じる」(37.9%)、「疲れを感じる」(54.5%)、「あまり疲れを感じない」(7.4%)、「全く疲れを感じない」(0.2%)という結果に。「とても疲れを感じる」と「疲れを感じる」を合わせると92.4%となり第1回目の調査以来、疲れを感じていると回答したお母さんは毎回9割を超えています。
年代別、職業別、仕事のスタイル別に、疲れの程度の割合をグラフで示しました。
「とても疲れを感じる」の割合が多いグループに注目すると、年代別では、若い世代ほど疲れが強く20~40代では4割を超えています。
職業別では「会社員」や「公務員」で5割を超え、仕事のスタイル別では「立ち仕事」の人が最も多い結果になりました。
心身共に疲労しているお母さんは過去最高の7割に
「その疲れは肉体的疲労ですか?精神的疲労ですか?」の質問に対し、「肉体的・精神的疲労どちらも」と回答した人が70.9%で、この結果は過去最大の割合となり、昨年からは10ポイント以上も増えています。
心身ともに疲労している人が増加傾向であることがわかります。「肉体的疲労」のみは20.6%、「精神的疲労」のみが7.9%でした。
肉体的疲労の主な原因は「仕事」が3割。最も疲れを感じやすいのは「首や肩のコリ」
「肉体的疲労(「肉体的・精神的疲労どちらも」も含む)」を選択した回答者に「主な原因は何ですか?」と質問したところ、1位「仕事」(31.7%)、2位「家事」(22.4%)、3位「加齢」(20.3%)、4位「育児」(16.8%)という結果です。
「体のどの部分にどのような疲れ・痛みを感じていますか?(複数選択可)」と質問したところ、1位「首や肩のコリ」(77.3%)、2位「目の疲れ」(54.9%)、3位「腰痛」(53.6%)と続く。「首や肩のコリ」は第1回目の調査から毎回1位になっています。
精神的疲労の主な原因は「人間関係」
「精神的疲労(「肉体的・精神的疲労どちらも」も含む)」を選択した回答者に「主な原因は何ですか?」と質問した結果、1位「人間関係」(34.9%)、2位「仕事」(22.5%)、3位「育児」(19.4%)となっています。
「その他」を選択した人の自由記述回答には「新型コロナウイルス」に関わるコメントが複数見受けられました。
また、「人間関係」と回答した人に、「誰との人間関係に疲れていますか?(複数選択可)」の回答を求めたところ、多かった順に1位「夫」、2位「同僚」、3位「子ども」という結果になりました。
コロナ禍による疲労感の変化は精神的な面で強く出る結果に
「昨今の長引くコロナ禍で疲労感に変化はありますか?」の質問に対し、肉体的な疲労感については「とても強くなった」が10.4%、「強くなった」が38.3%となりました。
精神的な疲労感では「とても強くなった」が19.3%、「強くなった」が47.4%と、6割を超える人が精神的な疲れが強く出ていることがわかる結果です。(グラフ⑧)
解消法1位は「好きなものを食べる」で2位が「睡眠をとる」
「あなたの疲労解消法は何ですか?(複数選択可)」の質問に対して、1位「好きなものを食べる」(61.4%)、2位「睡眠をとる」(56.1%)、3位「1人(プライベート)の時間を過ごす」(44.5%)と続きました。
母の日のプレゼントとして欲しい疲労解消グッズのNo.1は「安眠グッズ」
「母の日のプレゼントとして「疲労解消グッズ」をもらえるとしたら、どんなものが欲しいですか?(複数選択可)」という質問には、1位「安眠グッズ(枕・マットレスなど)」(43.6%)、2位「マッサージチェア」(37.0%)、3位「フットマッサージャー」(32.0%)という結果になり、TOP3は昨年と同じ順位となり疲労解消グッズへの期待感が現れているようです。
健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル