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9割近くの女性が「日常的な肩こり」を実感

9割近くの女性が「日常的な肩こり」を実感

女性500人アンケート調査で明らかに〜フジ医療器調べ〜

美と健康の総合メーカー、フジ医療器(本社:大阪府大阪市)が、「肩こり」をテーマに20~60代の女性500人にアンケートを行いました。

調査は2020年9月23日~2020年9月29日の期間中に、同社のメルマガ会員で、20〜69歳までの女性(各世代100名ずつ)にWEBで回答してもらったものになります。

その結果、9割近くの女性が肩こりを感じており、自身の手などでのセルフケアや、家族や恋人にマッサージをしてもらうなどのマッサージ習慣があることが明らかになりました。

40代では96%で肩こりを実感

40代では96%で肩こりを実感

「日常生活で、肩こりを感じることがありますか?」と質問したところ、87.4%が肩こりを感じていることがわかりました。

婚姻別では既婚者のほうが未婚者に比べて13ポイント多く回答しています。年代別にみても全世代で「とても感じる」、「感じる」を含めてほとんどの世代で肩こりを感じていることがわかりました。

中でも家事や仕事などへの注力世代の中心でもある40代は96%にも上り、ほとんどが肩こりを実感しているようです。(グラフ①②)

グラフ①②

家族や友人、恋人に肩揉みをしてもらった人は3割程度。30代が最も多い結果に

「最近、家族や友人、恋人に肩揉みをしてもらいましたか?」の質問では33.4%が「はい」と回答。その中から年代別では「はい」と答えた人が最も多かったのは30代で44.0%、最も少なかったのは60代の22.0%でした。

婚姻別では既婚者の39.1%が家族などに肩を揉んでもらったと回答し、未婚者より18ポイントも多い結果となっています。(グラフ③④)

グラフ③④

週1回以上のマッサージ習慣がある人は約4割、自分でマッサージしている人が多数

「どのくらいの頻度でマッサージをしますか?」の質問では、週に1回以上、まめにマッサージしている人が4割近くおり、マッサージ習慣が全くないという人は2割程度です。(グラフ⑤)

マッサージをする習慣があると回答した人に対して「マッサージ習慣を教えてください」と聞いたところ、「自分の手などでマッサージをしている」(51.3%)、「家族や恋人にマッサージをしてもらっている」(36.9%)、「自宅のマッサージ機器を利用している」(33.4%)の回答が多くなっています。

この結果から半数以上が日頃からセルフケアを実施している実情が浮き彫りになりました。(グラフ⑥)

グラフ⑤⑥

約3割が新型コロナウイルス感染症流行により自宅ケアがさらに増える傾向に

コロナ禍において、新型コロナウイルス感染症拡大の流行がマッサージ習慣に影響があったかの質問をしたところ、28%が「変化があった」と回答しています。

変化があったと回答した人に具体的な変化を尋ねたところ、回答の多かった順に「マッサージ店等に通っていたが、自粛するようになった」(54.3%)、「自分の手などを使ったマッサージ時間が増えた」(31.4%)が多いようです。

従来からマッサージ習慣がある人は自宅ケアの需要は高かったものの、新型コロナウイルス感染症の流行によって自宅でのケアが更に好まれているようです。全体的に自分でのマッサージや家族などにマッサージしてもらったり、してあげたりする機会が増えている傾向が見られます。

また、小型のマッサージ機器や本格的なマッサージチェアを購入したという回答もあり、自宅でケアできる環境を整えている動向が見られます。

グラフ⑦⑧

今回、同社が実施したアンケート結果から、9割近くの女性が「日常的に肩こり」を感じている中、新型コロナウイルス感染症流行に伴い、自宅でのケアをしている人が増えている傾向が見えてきたと言えるのではないでしょうか。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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