エステサロンを運営するYY(東京都豊島区、諏訪義久社長)とアートメイクナビが共同で「すっぴんに自信がもてないパーツに関するアンケート調査」を実施し、その結果を発表しました。調査は全国の女性10代〜50代以上の女性500人にインターネットによる自社調査にて行われました。
女性500人に「あなたはすっぴんに自信がありますか?」と聞いたところ、「あまりない(46.8%)」「全くない(37.0%)」と答えた人が合わせて83.8%と、8割以上にのぼりました。多くの女性が「すっぴんに自信がない」と感じているとわかります。すっぴんに自信がないと、「ノーメイクでいると恥ずかしい」「化粧を濃くしないと、自信のない部分をカバーできない」などと考えがち。いつもばっちりメイクしているがゆえ、「恋人にすっぴんを見せられない」と悩む女性もいます。
すっぴんに自信が持てないパーツの1位は「肌」
女性500人に「すっぴんに自信がもてないパーツ」を聞いたところ、1位は「肌全体(242人)」でした。2位「目・目元(127人)」、3位「眉(100人)」と続きます。肌荒れや乾燥などのお悩みが多い「肌」を挙げた人が圧倒的多数で、回答者数の半分近くを占めました。「肌に自信がないと、ポイントメイクも映えなくなる」と感じる人も多いのではないでしょうか。
1位 肌全体
ニキビやニキビ跡があり、肌が汚い(22歳 Webライター)、毛穴がすごく気になるのと、赤ら顔なのでカバーしていないと不安(26歳 主婦)、年々顔全体のシミやくすみが目立ってきているため、自信がもてません(35歳 DTPデザイナー)といった声など、「毛穴が気になる」「血色が悪い」などのお悩みが寄せられています。小さなニキビや吹き出物ができただけでも、自分の顔を鏡で見るととても目立って見え、1日中テンションが上がらないこともありますよね。また血色が悪い人は、薄化粧やすっぴんのときに「体調悪いの?」と言われて落ち込むこともあるのではないでしょうか。
2位 目・目元
一重なのでアイメイクをしていないとパッとしない(26歳 Webデザイナー)、目の下はずっとくすんでいるし、クマができているときもある(29歳 主婦)、三白眼で黒目が平均よりも小さいから。カラコンを入れるとちょうどいい黒目の大きさになるが、スッピンだと目力が半減してまったく印象が違う(31歳 事務職)と言った声が上がっています。目は気合を入れてメイクする人も多いパーツなので、メイク前後の差が大きくなりがち。そのため「すっぴんだと印象が全然違い、自信がもてない」という人が多くなりました。「まぶたが腫れぼったい」などのお悩みがあると、さらに自信がもてなくなるようです。
3位 眉
眉毛がなく、すっぴんだと人相が変わる(37歳 販売)、正しいお手入れ方法がわからず、ボサボサで髪色とも合っていないからです(24歳 Webライター)、眉の左右差が気になる(32歳 主婦)など、「薄すぎたり剃り過ぎてなくなったりして、すっぴんだと顔つきが違って見える」などの回答が寄せられています。確かに眉の濃さや形が違うと、顔の印象はかなり変わって見えます。自眉が薄い・足りない場合には、アートメイクで補うのも解決策のひとつです。
4位 鼻
「ざらつき」「黒いぶつぶつ」「赤み」があるので、すっぴんだと一番見られたくないパーツ(36歳 主婦)、シェーディングを入れないと重たく見える(23歳 大学生)、毛穴汚れがあることや低くて横に広いところ(27歳 製造業)と言った声が寄せられ、また、「毛穴汚れが目立つから」という人と、「形が気に入らないから」という人がいました。鼻の毛穴・黒ずみは他のパーツに比べて目立ちやすく、ケアしても落としにくいですよね。毛穴が気になると、どうしてもファンデーションなどで隠したくなります。
5位 唇・口元
極端に唇の色が薄いからです(26歳 主婦)、基本的に唇がカサついていて、しっとりとしていないから(34歳 事務職)など、「血色が悪い」「くすんでいる」と答えた人が多くなりました。唇の色が薄いと、不健康そうに見えてしまうことも。「すっぴんのときでも、色つきリップはつけておく」という人もいるかもしれませんね。
6位 頬
毛穴が気になる(29歳 ハンドメイド作家)、ほうれい線が目立つため(30歳 主婦)、そばかすが多いためです(36歳 事務職)と言った悩みの他にも、「シミ・そばかすが多い」「たるみやほうれい線が気になる」という声が多数。面積が大きいパーツだけに、気になることも多いのでしょう。「頬がこけている」「頬が張っている」など、頬の形に関するコメントはあまり見られませんでした。
すっぴんに自信を持つためにやりたいことの1位は「スキンケアにこだわる」
「すっぴんに自信をもつためにしていることや、今後したいこと」を聞いたところ、1位は「スキンケアにこだわる(55.6%)」でした。2位「美容医療を受ける(18.0%)」、3位「メイクスキルをあげる(5.8%)」と続きます。すっぴんに自信をもつために、セルフケアを「したい」もしくは「している」という人が多数。「美容医療」「エステ」「アートメイク」といった外部サービスの利用を挙げた人は、やや少なめでした。「外部サービスを受けるにはお金も時間もかかるし、まずは自分でやってみよう」と考える人が多いのでしょう。またアプローチとしては、「顔の外側からのケア」が多数。「生活改善」など、身体の内側からアプローチする方法を挙げた人は少数となっています。
1位 スキンケアにこだわる
スキンケアを徹底的に行う(23歳 歯科衛生士)、美白美容液やパックを使用しています(34歳 福祉施設勤務)、値段を気にせず、いい化粧品やスキンケアを使ってみたいです(36歳 主婦)といった声が多く、現在やっていることとしては「丁寧なスキンケアと保湿」、今後やりたいこととしては「高級・高機能なスキンケア商品の使用」が挙げられています。「毎日のスキンケアは、肌をキレイに保つための基本」と考えている人が多いようです。
2位 美容医療を受ける
ダーマペンやフォトフェイシャルはやってみたいです(27歳 受付)、整形してほくろを消したい(21歳 コンビニ勤務)、美容皮膚科に通ってレーザー治療を受けています(32歳 ゼネコンの現場監督)をはじめ、「レーザーでのシミ治療」「ほくろ除去」など、美容医療でしかできないこともたくさんあります。費用はかかりますが、コンプレックス解消のため「美容医療を受けている」「いつかはやってみたい」という人も多くなりました。
3位 メイクスキルを上げる
メイクで目や鼻を目立たせないようにしています(21歳 販売)、奥二重でもぱっちり見えるメイクがあればしてみたいです(31歳 IT営業職)、アイメイクについての知識をつけたいです(37歳 主婦)など、すっぴんを改善するのではなく、メイクでカバーするという人も多くなりました。「肌質改善」などすっぴんの改善には時間がかかるので、現実にはメイクで補うのが早いですよね。
4位 エステで施術を受ける
月に1回エステに通ってみたい(23歳 保育士)、ピーリングなど、サロンでのケアを受けてみたい(39歳 主婦)と言った声も上がり、エステではプロにマッサージしてもらえたり、サロン専用の美容機器で施術を受けたりできます。そのため「エステに行った日は肌のツヤが違う」と感じることも多いでしょう。リラックスやリフレッシュの効果もあるので、スペシャルケアとして取り入れている人もいます。
同率4位 顔をマッサージする
口角が少しでも上がるように、顔のマッサージをして表情筋を鍛えたり、日常的に笑う機会を増やしたりしている(27歳 事務職)、目元のマッサージをしている(37歳 主婦)、むくみ取りのマッサージ(26歳 教員)などのように顔を適度にマッサージすると、血行やリンパの流れがよくなったり、顔の筋肉のコリがほぐれたりします。ただし、強すぎるマッサージは「乾燥」や「シミの原因となるメラニンの生成」などを引き起こしてしまうことも。セルフマッサージは十分注意しながら行う必要があります。
6位 食生活・生活習慣を改善する
新陳代謝をよくするために、運動量が少しでも増えるよう意識して生活しています(35歳 DTPデザイナー)、最近腸活を始めました。「整腸剤」と「野菜を毎日350g取る」を意識しています(42歳 経理事務)、規則正しい生活(26歳 サービス業)など、「暴飲暴食すると肌の調子が悪くなる」「睡眠不足だと化粧ノリが悪くなる」と感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。そのため、生活の改善を心掛けている・心掛けたいという人も多くなっています。生活習慣の改善は、肌以外にもよい効果がありそうですね。
7位 アートメイクをする
眉毛のアートメイクをしてみたい(28歳 飲食店勤務)、アイラインのアートメイクをしてみたいです。アートメイクをすればすっぴんでもその部分は残るので、ぜひやってみたいです(31歳 事務職)、何日か持続するアイブロウを使っています。今後アートメイクをしてみたいと思っています(38歳 フリーランス)などアートメイクへの関心も高いです。アートメイクとは皮膚に色を入れて眉やアイラインを描く施術のこと。個人差はありますが、一度施術するとおよそ1~3年間は効果が持続します。今回のアンケートでは、眉のアートメイクを挙げた人がほとんどでした。アートメイクをすればすっぴんでもキレイな眉の形が維持できるので、「眉がなくて、すっぴんだと人相が変わってしまう」と心配する必要はなくなります。
今回のアンケートでは「すっぴんに自信がない」と答えた女性が圧倒的多数。自信がないパーツは「肌全体」で、ニキビ跡や赤みなどに悩んでいる女性が多いとわかります。「肌に自信がない」という女性が多いことから、すっぴんに自信をもつためにしていることや今後したいこととしては「スキンケア」が多く挙がりました。ただ「セルフケアしているが、効果はあまり感じられない。いつかはエステで施術を受けてみたい」という声も。時間や費用の問題で実行できていないものの、「美容医療」「エステ」「アートメイク」などの外部サービスに興味がある人も多いようです。
健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル