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9割以上の専門家が「残留薬剤」が頭皮・毛髪トラブルを招くと回答


CHIMJUN(本社沖縄県那覇市)は全国の皮膚科医・毛髪診断士・美容家を対象に、「毛髪・頭皮ケア」に関する調査を実施しその結果を明らかにしています。

残留薬剤とは、ヘアカラーやパーマなどの施術の際に使用される薬剤が、頭皮や髪に残留したものです。ヘアカラーやパーマの施術では、頭皮や髪に薬剤を浸透させることで、髪の色や形を変化させます。しかし、薬剤は完全に洗い流すことができず、頭皮や髪に残留することがあります。残留薬剤は、頭皮の炎症や乾燥を引き起こし、頭皮トラブルの原因、また、髪のダメージにもつながり、髪のツヤやコシが失われたり、切れ毛や枝毛の原因となったりする可能性があります。

そこで最初に、残留薬剤を取り除かないことによるデメリットは何だと思いますか?(複数回答)と聞いた回答として最も多かったのが「頭皮の刺激とかゆみの原因になる」(45.5%)でした。これは、残留薬剤が頭皮の炎症や乾燥を引き起こすことで、かゆみや赤みなどの症状を引き起こすためと考えられます。(グラフ1)

グラフ1

これらのデメリットは、いずれも残留薬剤が頭皮や髪に悪影響を及ぼすことで引き起こされると考えられます。具体的には、残留薬剤が頭皮の毛穴に詰まることで、ニキビや吹き出物などの原因となる可能性や、残留薬剤が頭皮の水分や栄養分を奪うことで、頭皮の乾燥や髪のダメージを引き起こす可能性があります。さらに、残留薬剤が頭皮の免疫力を低下させることで、抜け毛や薄毛のリスクが高まるとも言われています。

次に、頭皮や毛髪に残留薬剤が残っていると頭皮・毛髪トラブルの原因になると思いますか? と聞いた質問には「非常にそう思う」(57.1%)、「そう思う」(38.4%)と9割以上の方が残留薬剤は頭皮・毛髪トラブルの原因になると回答しています。(グラフ2)

グラフ2

この結果から、いかに残留薬剤を残さないことが重要だということがわかりました。頭皮や毛髪ケアをする際にはしっかりした製品選びや施術ケアを検討する必要がありますね。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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