シニア世代のお金の使い方について、最初の質問で「ここ1年間の消費価値観の変化」について聞いていますが、「非常にあった」(44.3%)と「ややあった」(37.4%)が高く、1年間で約8割の人に変化があったことがわかります。
消費を取り巻く環境変化や物価上昇を背景に、従来の感覚を見直す動きが広がっていると考えられます。変化を感じている回答が多数を占めていることから、固定的な消費スタイルではなく、状況に応じて支出を組み替える柔軟な志向が強まっている実態が明らかになりました。(グラフ1)

グラフ1
具体的な変化としては、「節約志向が高まった」(67.4%)が最も高く、「健康志向が高まった」(58.2%)、「品質の良いものを選ぶようになった」(35.1%)が続く結果とっており、「環境に配慮したものを選ぶようになった」(23.8%)、「コストパフォーマンスを重視するようになった」(19.5%)も一定の割合を占めていることから、単に支出を抑えるだけでなく、健康・品質・環境・コストのバランスを意識する価値観が広がっていることが伺えます。
一方、「高級志向が高まった」(0.9%)はごく一部にとどまり、全体としては慎重で実利的な消費姿勢が強まっていることが示唆される結果です。(グラフ2)

グラフ2
日常的に支出が最も多いと感じているのは、「医療費・通院費」(24.1%)が最多で、「交際費(外食など)」(18.8%)、「健康・美容・化粧品関連」(16.2%)が続いています。「子や孫への支出」(12.6%)も一定の割合を占めており、健康維持と人付き合いや、家族へのサポートが主な出費源になっているようです。「旅行・レジャー」(9.2%)や「趣味」(8.2%)も一定割合が挙がり、楽しみの支出も一部で拡大しています。(グラフ3)

グラフ3
今後お金をかけたい分野として、「旅行・レジャー」(37.2%)が最も高く、「健康・美容・化粧品関連」(30.0%)、「趣味」(24.4%)が続いています。「交際費(外食など)」(14.8%)や「子や孫への支出」(11.0%)も一定割合を占め、楽しみや交流、家族との関わりに対する支出意欲が確認できます。
一方、「特にない」(18.6%)も存在し、積極的な支出拡大を志向しない層も見られ、現在の負担感が大きい医療費や生活費に加え、今後は「余暇」「健康・美容」「自己充実」にも資源を配分したいという意識が共存していることが浮き彫りとなりました。(グラフ4)

グラフ4

健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル
