美と健康の総合メーカー、フジ医療器(本社大阪府大阪市)は、「第11回 睡眠に関する調査」を実施し、その結果を公表しました。調査は全国の同社メルマガ登録者を対象にWEB上でのアンケート形式で実施。2,382名(内訳は20代・34名、30代・215名、40代・403名、50代・676名、60代・626名、70代以上が428名)から回答を得ています。同調査は、睡眠と健康をテーマに、睡眠に与える影響やその原因、よりよい眠りのための工夫など睡眠に関する実態を把握するために同社が2011年から実施しており、今回の調査で11回目となります。
94%が睡眠に不満を持つ
初めの質問で「睡眠に関して不満に感じることはありますか?」と聞いたところ、94%が「不満がある」と回答しています。年代別に見ると最も多かったのは30代で97.2%、反対に最も少なかったのは70代以上の89.0%で、その差は8.2ポイント。若い世代ほど、睡眠に不満のある人が多い傾向があるようです。(グラフ1)
睡眠に関して最も不満があるのは「何度か目を覚めること」
最初の質問で睡眠に不満を持つと回答した人に「睡眠に関して最も不満に感じることは何ですか?」と質問したところ、回答の多かった順に「何度か目が覚める」(18.0%)、「トイレが近い」(16.1%)、「寝ても疲れがとれない」(15.1%)でした。(グラフ2)
睡眠に不満がある原因は「加齢」「ストレス」「運動不足」
「睡眠に不満がある原因は何だと思いますか?(複数選択可)」の質問では、「加齢」(41.2%)、「ストレス」(36.8%)、「運動不足」(27.0%)、「手足の冷え」(21.6%)、「原因不明」(14.8%)と続きました。今回の調査から選択肢に「運動不足」を追加して調査していますが、3番目に多い結果となっており、快適な睡眠には運動も重要な要素であることも示唆されています。(グラフ3)
快眠を得るために購入するグッズの人気は「枕」と「敷き布団・マットレス」
睡眠改善のために何か購入をした事はありますか?(複数選択可)」という質問に対しては、「枕」(55.0%)、「敷き布団・マットレス」(41.5%)が多い結果となり、「睡眠改善のためにこれから購入したいものはありますか?(複数選択可)」の質問では、「購入を検討していない」が最も多く33.6%で、次に「枕」(31.4%)、「敷き布団・マットレス」(26.6%)という結果となっています。(グラフ4)
今回の調査結果について同社では「睡眠に不満を感じている人は11回連続で9割を超える水準で推移しています。また、睡眠に関する不満の原因として「運動不足」が、快眠のための工夫には「適度な運動」がランクインしていたことから、睡眠の質だけでなく運動習慣も現代人にとっては大きな課題であることを感じる結果となりました。」と見解を示しています。
健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル