女性がエイジングケアに取り組む目的は、もちろん美容ですが、もう少し掘り下げてインサイトを探ってみますと、「ウェルビーイング向上」が最大のゴールにあるようです。キユーピーグループのトウ・キユーピー(東京・渋谷)が、女性たちの美容意識を探っていますので紹介します。
同社が行った意識調査は2025年5〜7月に、20〜50代の女性1,530人に実施。エイジングケアを行う目的を複数回答で聞いたところ、最多は「肌トラブルを防ぐため(例: シワ、たるみ、シミなど)」で、73.2%でした。次いで「外見を美しく保つため(64.4%)」「若々しさを保つため(62.3%)」と、エイジングケアにおける一般的な理由が上位にランクイン。注目は「自己肯定感を高めるため(50.4%)」で、半数に上っています。「他者に良く見られたい」といった他者目線だけでなく、自分自身の気持ちのためにエイジングケアに取り組む姿がうかがえます。(グラフ1)

グラフ1
続いて、エイジングケアに対する考え方について尋ねていますが、「エイジングケアは、自己投資の一環だとかじるか?」と聞いたところ、「強く感じる」が89.3%、「少し感じる」が10.7%で、合わせて100%が「未来への自己投資」と回答しています。(グラフ2)

グラフ2
最後にエイジングケアによる影響を尋ねています。「エイジングケアを行うことで、日常や仕事にどのような影響があるか?」という質問では、「自信がついて積極的になれる(78.9%)」が最多となっています。続いて「人との交流が楽しくなる(61.7%)」、「ストレスが軽減し、心が安定する(52.9%)」となりました。(グラフ3)

グラフ3
これらの結果から自己肯定感が上がることで、ウェルビーイングが高まることがわかりました。

健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル
