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若年層の半数が「健康・体調」に不安を持つ 不調により仕事でのパフォーマンスが3割低下する傾向もみられる


サントリー食品インターナショナルは、食品事業を通じて、心身ともに豊かな生活の実現を応援するため、生活者理解の一助として、次世代を担う18~34歳の若年層を対象に、「若者の心と体の健康に関する実態調査」を実施しました。調査はインターネットによるもので男性423人、女性441人から回答を得ています。

若年層の日常的な悩みは「仕事・勉強」「健康・体調」「美容」

最初に普段悩んでいることについて聞いた回答では、「仕事・勉強(60.6%)」、「健康・体調(53.0%)」、「美容(40.7%)」の順に続いています。男女別に見てみますと、男性は「仕事・勉強(66.4%)」、「健康・体調(47.9%)」、「恋愛(32.6%)」の順で、女性は「仕事・勉強(59.0%)」、「健康・体調(54.4%)」、「美容(46.3%)」の順となっており、男女ともに、およそ半数が「仕事・勉強」や「健康・体調」の悩みを抱えており、恋愛や美容を上回る結果となっています。(図1)

図1

働く若年層の65%が職場の人間関係において影響を与えている不調があると感じている

先の質問で何らかの悩みがあると回答した若年層のうち、働く男女579人に、職場の人間関係において影響を与えている不調があるか聞いたところ、全体の65.0%が「影響を与えている不調がある」と回答しています。(図2)

図2

男性は「不安」や「倦怠感」、女性は「イライラ」や「肌荒れ」に悩む

普段感じている不調の症状について、男性は「落ち込みやすい/不安になりやすい(32.3%)」と回答した人が一番多く、次いで「だるい/全身に倦怠感がある(29.2%)」、「とにかく眠くなる(28.0%)」の順となっています。一方で女性は、「イライラする/怒りっぽくなる(45.5%)」、「肌が荒れる(45.1%)」、「落ち込みやすい/不安になりやすい(44.5%)」がトップ3となっています。その3項目に加え、「食欲増加/甘いものが食べたくなる」「だるい/全身に倦怠感がある」「とにかく眠くなる」といったPMSとも考えられる症状がランクイン。「PMSの症状がある」と自覚している女性は31.8%ですが、上記ランクインしたPMSとも考えられる6症状のうち、いずれかに悩む女性は86.7%にも上っています。(図3)

図3

不調において深刻度が高いのは男性が「AGA[で女性は「不眠症」

普段感じている不調の深刻度は、男性は「AGAの症状がある(81.7%)」、「EDの症状がある(74.5%)」、「男性としての自信が持てない」(73.3%)」の順で、女性は「不眠症である(81.1%)」、「女性特有の毎月のイライラ期がある(73.4%)」、「勉強や仕事が手につかない(73.1%)」の順となっています。(図4)

図4

不調による仕事でのパフォーマンス低下はおよそ3割

不調により仕事のパフォーマンスがどの程度落ちるのか、病気やけががない時を100%として、直近の自身の仕事を0~100%で評価してもらった結果、平均で男性は71.2%、女性は72.4%となり、男女とも不調によるパフォーマンス低下はおよそ3割と推測されます。(図5)

図5

仕事でのパフォーマンス低下の要因は男女共に「落ち込みやすい」などの心理的不安がトップ
また「100%のパフォーマンスが発揮できていない」と答えた人(男性302人、女性211人)に、仕事のパフォーマンスに影響を与えている不調を聞くと、男女ともに「落ち込みやすい/不安になりやすい(男性22.4%、女性17.2%)」がトップ。男性は「だるい/全身に倦怠感がある(21.7%)」、「イライラする/怒りっぽくなる(17.3%)」の順となり、女性は「落ち込みやすい/不安になりやすい(17.2%)」、「とにかく眠くなる(17.2%)が同率でトップ、次いで「イライラする/怒りっぽくなる(17.0%)」の順と続いています。
不調により仕事でのパフォーマンスが落ちる要因となるのは、男女ともに「落ち込みやすい/不安になりやすい」を筆頭に、「だるさ」「イライラ」「眠気」などが共通しています。5位以降は男女差があり、女性では「PMSの症状がある(13.5%)」や「女性特有の毎月のイライラ期がある(9.7%)」なども原因となっているようです。(図6)

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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