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免疫力アップの秘訣は「継続性」 食事やジム通いなどで継続性を重視した免疫力アップ法が主流


美容プラットフォーム『ONEcosme』(運営会社FoR)が、20〜50代の男女100人を対象に「免疫力アップ」に関する調査を行い、その結果を公表しています。尚、最終的な回答者の96%(96人)が女性でした。

最初に「免疫力アップのために取り組んでいることはありますか?」と聞いていますが、95%の人が「はい」と答えており、ほとんどの人が免疫力アップのために行動していることがわかりました。(グラフ1)

グラフ1

では実際に免疫力を意識した理由はなんだったのでしょうか。そのきっかけを聞いたところ、「コロナウイルス・インフルエンザなどの感染症」がトップという結果でした。近年流行した感染症をきっかけに、免疫力への意識が高まっていることが読み取れます。2位の「体調不良」と4位の「がんなどの病気」にも票が集まっていることから、健康状態の悪化によって意識を高めた人が多いことがわかりました。3位の「老化」や5位の「妊娠/出産」といった体の変化も、意識するようになったきっかけとして挙げる人が多くいました。
「病気に感染したくない」「健康状態を取り戻したい」という場面で、「免疫力」への意識が高まりやすいことがわかります。(グラフ2)

グラフ2

免疫力アップのための具体的な方法を聞いたところ、最も多かったのが「食事」です。「食事」の具体的な内容を見ていくと、納豆やヨーグルトといった「発酵食品」が多く、生姜など体を温める食品も試している人がいます。乳酸菌飲料を習慣的に飲む人や、白米ではなく玄米をとると答えた人もいました。
2位の「運動」については、週1でジムに通っている人や、毎日50分ウォーキングをすると決めている人もいました。毎日少しでもストレッチをしたり、簡単な運動を心がけている人も多く、一回の運動量よりも継続性を重視している人が目立ちました。(グラフ3)

グラフ3

感染症の流行時や体調不良時に意識が高まる、「免疫力」。免疫力は一朝一夕で獲得できるものではないため、長期目線で、継続的に行動することが大切だといえます。アンケート結果を見ると、毎日発酵食品をとったり、定期的に運動したりするなど、日常に取り入れやすい行動を選択する人が多くいました。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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