エステ開業

エステサロンを開業する際の場所の決め方は?


エステサロンで働いている中で、自分のサロンを持ちたいと思うようになるエステティシャンは少なくありません。
独立を応援してくれるサロンもあるため、将来は独立して自分でサロン経営をしたいと考えている人も一定数いるはずです。
エステ開業したら、集客できるかどうかが重要になります。
そのためには、どの場所で開業するか、という点がポイントになるのです。
そこで今回は、エステ開業場所を決める手順やエステ開業場所で重視すべきポイント、物件探しの注意点について解説していきます。
これからサロン経営を始めたいと考えている人は必見です。

エステ開業場所を決める手順

まずは、エステ開業場所を決める手順からみていきましょう。

物件の条件を考える

どのような物件でサロンを開業したいか、と言う点を最初に決めていきます。
角部屋、風呂トイレ別、駐車場の有無などが当てはまります。
駅からのアクセスが悪い場合は駐車場が必須となるでしょう。
施術の内容によっては、お客様がシャワーを浴びる場合もあるので、風呂とトイレが別の方が好都合といったパターンも容易に考えられます。

エリアを決める

出店するエリアも集客を左右する重要な要素です。
エリアを決める時は、年齢層や人口などを確認しておきましょう。
ターゲットになるお客様の層が多いエリアに出店した方が売上を立てやすくなります。

物件探しをする


エリアがある程度絞られたら、物件探しがスタートです。
気になる物件があったら、内見は積極的にするようにしましょう。
内見する時は、最寄り駅からのアクセスや周辺の治安なども確認しておくのがおすすめです。
顧客の立場になって内見すると、いい部分といまいちな部分が見えやすくなってくるので、意識してみてください。

いまいちな部分を埋められるか考える

いい部分もあるけれどいまいちな部分が目立ってしまうといったパターンもあります。
しかし、100%条件をクリアする物件が見つかることは基本的にないので、どうしても外せない条件だけはクリアしているか、といった点をチェックするのが望ましいです。
角部屋で駐車場が付いているけれど、アパートの一室で迷ってしまう可能性がある場合は、看板を出すといった工夫で解消できる可能性があります。
看板を出す場合は大家さんに相談しなければなりませんが、店舗として利用して問題ないという契約であれば、看板を出す許可が貰いやすいと考えられます。

エステ開業場所を決める手順はこのようになっているので、順を追って進めていくようにしましょう。
1つずつクリアしていくことで、理想に近いエステサロンを開業できるようになります。

エステ開業場所で重視すべきポイント

自分のサロンを開業して経営を軌道に乗せるには、エステ開業場所で重視すべきポイントを把握しておく必要があります。
続いては、どのようなポイントを押さえておくべきなのかみていきましょう。

コンセプトにある物件を探す

エステサロンといっても、店によってコンセプトに違いがあります。
あなたがいったいどのような店にしたいのかによって、出店すべき場所が変わってきます。
完全個室なら周辺は静かな住宅街で隠れ家的なサロンの方がイメージに合うでしょう。
アジアンテイストなサロンにしたいなら、にぎやかな商業施設周辺の路面店としてテナントを借りてスタートしてもイメージを崩さずに済むと考えられます。
このように、コンセプトに合うのはどのような物件なのか考えてみてください。

コストバランスを考える


エステ開業にはそれなりのコストがかかるものです。
そのため、コストバランスを考えた開業場所を探すことも重要になります。
テナントであれば内装を自由に変えられますが、その分コストはかかってしまうでしょう。
自宅サロンの場合は、内装リフォームに限度はありますが、全体的なリフォームではないので開業時のコストを抑えられます。
どのようなコンセプトにしたいのか、と言う点だけではなくコストについてもしっかり考えて開業場所を選ぶようにしてください。

居抜き物件という選択肢もある

数はそこまで多くありませんが、エステサロンが何らかの理由で撤退した居抜き物件が見つかる場合もあります。
このような物件は、設備投資を抑えられるので新規開業したいエステティシャンから人気が高くなっています。
しかし、退店した理由を把握しておかないと同じ理由で閉業を余儀なくされる可能性もあるので注意しなければなりません。
新型コロナウイルスなどの感染症が理由で客足が遠のいてしまった場合は、感染症対策を徹底するなどの工夫で集客できる可能性があります。
そもそも集客できなくて経営が立ち行かなくなってしまったのであれば、立地条件や周辺環境に問題があることも考えられるので、避けた方が良いパターンだと言えるでしょう。

エステサロンを開業するのであれば、理想に近い物件や立地でスタートしたいと考えるものです。
そのためには、このようなポイントを踏まえたうえで物件探しをしてみてください。
居抜き物件という選択肢もあるとわかれば、選択肢に幅がより広がるでしょう。

物件探しの注意点

エステ開業に向けた物件探しをする場合、いくつか注意すべきポイントがあります。
最後に、どのような注意点があるのかみていきましょう。

物件を選び時は信頼できる不動産会社に相談する

物件はインターネットで探すこともできますが、実際に見たり、話を聞いたりしなければわからない部分もあります。
満を持してエステサロンを開業するためにも、物件を選ぶ時は信頼できる不動産会社に相談するようにしましょう。
エステサロン用の物件に精通している不動産会社を探すことも、悔いのない物件探しをするために押さえておきたいポイントです。
不動産会社を介した家賃交渉や保証料の交渉であれば、オーナーとの関係が悪化するリスクも軽減できます。

歩いて物件を訪問する


立地によりますが、公共交通機関を顧客に利用してもらう前提の場合は、歩いて物件を訪問するようにしましょう。
歩いて訪問すると、アクセスの利便性や治安の良さなどを自分自身で確認できるからです。
駅やバス停から徒歩圏内だけど場所がわかりにくいといった場合は、どのいちに看板を設置するとわかりやすいかといった点を決めるためにも役立ちます。
内見は不動産会社のスタッフと車で行くことが多いので、あらかじめ徒歩で行きたい旨を伝えておくと良いでしょう。

エリアは複数候補を挙げておく

物件探しをするタイミングでは、いくつかのエリアを候補として挙げておくのが望ましいです。
実際に足を運んでみると、思っていた以上にアクセスしやすく、治安が良かったというパターンも考えられるためです。
最初から1つの候補に絞ってしまうと、他の可能性をつぶすことになってしまいます。
そうなることを防ぐためにも、複数エリア、複数物件を候補に挙げて物件探しをするようにしましょう。

物件探しの注意点には、このような点があります。
物件選びで後悔しないためにも、これらの注意点を把握した上で探すことを意識してみてください。

エステ開業を成功させるには、開業する場所が重要になります。
場所によってはエステサロンに通う層が少なく、思ったように集客できない可能性があるためです。
経営をできるだけ早いタイミングで軌道に乗せるためにも、開業場所で重視すべきポイントや物件探しの注意点を踏まえた上で準備を進めるようにしましょう。
そうすることで、自分のエステサロンを持つという夢をを叶え、成功への第一歩を踏み出すことができます。


Related articles