美容業界の中で、需要や人気が高いのはエステです。
最近では、セルフエステの流行もあり、エステに対してのハードルも下がりつつあります。
このような状況から、エステサロンの開業を視野に入れている方も増えていますが、どのような理由で開業に踏み切る方が多いのでしょうか?
この記事では、エステサロンの開業理由や開業のために必要なことなどをご紹介します。
エステサロンの開業を視野に入れている方は、参考にしてみてください。
エステサロンの開業理由で多いのは?
現在、エステサロンを開業している方はどのような理由やきっかけで開業に踏み切ったのでしょうか?
ここでは、開業理由についてみていきましょう。
需要がある
エステサロンを開業した理由として、現在の人気や需要がきっかけという方もいます。
これまで女性がエステに通うことが中心でしたが、現在は美意識の高い男性も多く、男性専用のメンズエステなども誕生しています。
社会的な意識の変化などがあり、エステ業界全般が注目されている状態です。
この動向をきっかけにエステを開業したということです。
開業しやすいから
エステの開業理由として、開業のしやすさもあります。
エステ開業にあたっては特別な資格なども不要であり、業界未経験者でも開業できるのが特徴です。
このようなことから、エステサロン開業のしやすさが理由になっている方も多くいます。
安定した収入が得やすい
エステサロンでは、顧客が安定してくると毎月の収入も落ち着いてきます。
顧客が一定間隔で通ってくれるようになれば、その先の収入も安定していき、特別な発信などを積極的に行わなくても一定の集客が見込みやすいです。
限られたスペースでもできる
エステサロンは、限られたスペースでも開業できるのが特徴です。
最近は、ワンルームマンションなどをエステサロンとして使う場合もあります。
ベッドの他にエステマシンを導入しても狭すぎることもありません。
美容や健康への意識の高まり
エステ業界は今、女性に限らず男性からも注目されている市場です。
多くの方が健康で美しくありたいという考えがあり、女性だけでなく男性も美しさを求める時代になっています。
エステサロンはこのようなニーズに答えていけるため、意識の高まりをきっかけに開業した方もいます。
柔軟に働きやすい
個人でエステサロンを開業した場合、働き方も自分自身や家族の生活を中心に考えやすくなります。
シフト制で働いていた場合、何かあった時に急に休めなかったり早退できなかったりという事態が起こります。
しかし、サロンを開業して自宅兼サロンとしている場合は、都合に合わせて予約を受け入れたり、帰宅の遅いお客様の施術に答えてあげたりできます。
様々な面において柔軟性がどちらにもメリットになるということです。
開業のためにしておきたいことは?
エステサロンの開業理由を見ていくと、開業のしやすさなども理由に含まれていました。
確かにエステサロンの開業に関して、特別な資格なども必要ないので開業に関するハードルは低いでしょう。
しかし、何の準備もないまま開業してしまうと軌道に乗ることなく閉業する可能性もあります。
エステを開業して成功するためには、事前準備を徹底しておくのがおすすめです。
以下の内容を参考にして開業準備を進めてみましょう。
サロンの方針を考える
エステサロンは開業しやすいものの、理由やコンセプトを持たないまま開業しては成功することはできません。
開業前には、エステサロンの方針を考えておく必要があります。
エステサロンの存在意義、考え、目的などを明確にしてサロンの方針を決めていきます。
お客様にとってどのような存在であり、どのような理由で通いたいかを考えて決めてみましょう。
お客様目線で考えることによって、エステサロンのイメージが決まってきます。
ターゲットを決める
エステサロンを開業する際には、ターゲットについても考えてみましょう。
どのようなお客様の悩みを解消したいのか、お客様にどのような気持ちになって欲しいかなどを考えると自然とターゲット層が決まっていきます。
ターゲット層を決めることで、どのようなアプローチが必要かも見えてくるので、具体的に決めていく必要があります。
サロンのコンセプトを決める
ターゲット層やサロンのコンセプトが決まったら、サロンのコンセプトについても考えてみましょう。
この部分を考える理由は、サロンのコンセプトによってお客様に提供するメニューや価格帯なども変わってくるからです。
お客様に体験して欲しい内容や接客スタイルなども、サロンのコンセプト決めには欠かせません。
どこにもない、ここでしか得られない価値を提供するためにもエステサロンのコンセプトはしっかり考えておきましょう。
エステサロン開業の手順について
エステサロンを開業する際には、以下のような手順で進めていきます。
①開業場所や物件を探す
エステサロンを開業するには、開業場所や物件を探します。
物件としては自宅、テナント、新たな物件、既存店に併設などの選択肢があります。
開業する場所は、エステサロンの集客にも関係してくるので、慎重に選びましょう。
周辺に美容関連の店舗が多い、目立つ立地などにする場合は、認知されやすいので集客が見込めます。
物件の広さ、賃料、立地、設備なども考えて、予算内に収まる物件を見つけるのがポイントです。
エステのコンセプトに合った物件を選べば、集客も期待できるでしょう。
②資金調達をする
エステサロンの開業には、資金が必要になります。
自己資金で間に合わない場合は融資、助成金、クラウドファンディングなどを使うのも有効です。
一般的な金融機関では、金額の大きい融資には入念な審査が必要であり、このハードルも高いです。
助成金、補助金などは費用を一度支払った後に受給できるため、一度は資金を調達しなければならないということです。
③設備を導入する
エステサロンの開業には、ベッド、イス、鏡、消耗品などの設備を整える必要があります。
他にもエステマシンの導入が必要であり、どのような施術をするかによって導入するマシンも異なります。
エステ機器は、機能性に加えてコストパフォーマンス、安全性、操作性なども考慮して選びましょう。
④手続きを済ませて届け出る
エステサロンを開業するには、特別な資格などは不要ですが、個人事業主として開業するなら、税務署に開業届を提出しなければなりません。
開業後、1ヶ月以内に「個人事業の開業・廃業等届出書を提出します。
開業届の未提出に対して罰金などはありませんが、控除を受けられるのなら手続きしておくのがおすすめです。
エステサロンの開業理由や開業時に必要なことなどをご紹介しました。
美容とビジネスに関して興味のある方なら、自分自身の腕でエステサロンを発展させることができるでしょう。
セルフエステの開業を成功させるなら、インターネットの活用や安全性の高い機器選択、フランチャイズへの加入などもおすすめです。
これらを行うことで、エステサロンの開業に大きな成功を収められます。
他にも、施術スキルは効果の感じやすさを期待できる部分なので、不安がある場合はエステスクールに通ってからにしましょう。
エステスクールでは、常に新しい情報を入手してトレンドを知ることができます。
美容業界最新の情報を得られるので、開業を視野に入れている場合はエステスクールで学んでから開業するのも良いでしょう。