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水素のある暮らし

水素のある暮らし

芸能人やモデルなどの著名人が愛用する「水素水」が「健康・美容にいい水」としてテレビや雑誌などで紹介され、脚光を浴びている水素。そもそも水素ってどんなものなのか?

目に見えない水素は、どのようにカラダに関わっているのか? 水素の魅力を紐解いてみましょう。

水を構成し、宇宙で最も多い元素である水素とは

水を構成する要素のひとつである「水素」は、宇宙で最も多く存在する元素(物質を構成する要素)。地球上では、水やたんぱく質や炭水化物などの有機化合物の構成要素として存在しています。他の元素と結びつきやすい不安定な性質のため、水素分子の状態ではほとんど存在していません。

水素分子で存在しているのは、天然ガスの中にわずかにある程度となっており、単体で存在できない水素は、他の原子と結合して、物質を構成しています。

人体を構成する元素は、主に酸素、炭素、水素、窒素の4つ。水素は酸素と炭素に次いで3番目に多く人体に存在しています。

約45億年前、地球の大気に酸素が無かった頃、水素を発生、吸収する生物がいたと言われています。微生物が水素を利用するということは、20世紀初め頃から報告されています。

かつて光合成を行う微生物(光合成細菌)は、水から水素を作り、エネルギーを生み出していたと言われています。現在も川の水の中、田んぼや畑の地中にいるバクテリアの一部は、水素を利用した生物の生き残りだと言われているのです。

体内で活躍する水素の働き

水素の発見は1766年にまでさかのぼります。鉄を酸で溶かした時に、空気よりも軽い気体が発生したことから、水素が発見されました。

研究が進み、水素が酸素と結合して水になることがわかると、ギリシャ語で「水」を表すhydroと「生じるもの」というgenからhydrogen(水素)と名付けられました。

水素と酸素から水を作る実験が理科の授業にもあったように、水素は水を電気分解することで作ることができます。

水素分子は無色無臭の気体ですが、地球上では水素が2つ集まった水素分子の形で存在することはほとんどありません。しかし、水素は水や有機物と結びついた形で、多く存在しています。

例えば、人間の体を構成する分子として、その半分以上を占めるタンパク質などにも多く含まれています。水素は野菜や肉などの食物に含まれており、それらを体内に取り込む形で、水と一緒にカラダの中を駆け巡り、代謝されています。

物質には必ず「酸化力」と「還元力」があります。「酸化」とは物質が空気と化合することです。例えば、ガスライターの火は、ガスが空気中の酸素と化合して燃えます。逆に酸素のないところでは火はつきませんよね。

また、食べ物は空気に触れることで腐ります。そのため、できるだけ空気に触れないようにすることで長持ちさせることができます。

「酸化力」が高いのが、「酸素分子」であり、酸化に対して元の状態に戻すことを「還元」といいます。この「還元力」が最も強いのが水素だと言われており、サビや腐敗から元の状態に引き戻す強力な還元力が水素の魅力といえるのです。

さらに、水素には体内で取り込んだ栄養素を新陳代謝や運動するためのエネルギーに作りかえるという大きな働きもあります。人間が体を動かすエネルギーを作り出すのに、なくてはならないのが水素です。

三大栄養素である「タンパク質」「脂質」「炭水化物(糖質)」は、これらの栄養素が水素と結合していて、体内で酸化、燃焼されることで、エネルギーを生み出す「エネルギー供給源」となっています。この魅力的なパワーをもつ水素を、もっともっと効率良く取り込むことが出来れば、体もイキイキと喜んでくれることでしょう。

水素と美容

大切な肌 細胞を酸化から守る

女性の大敵であるシミ・しわ・くすみは過酸化脂質とメラニン色素が主な要因であり、酸化力の強い活性酸素が関係しています。

水素は、酸化力の強いこの悪玉活性酸素のみに作用し、大切な肌細胞が酸化して劣化してしまうのを防いでくれる働きがあります。

また、水素には抗酸化だけでなく、優れた抗炎症作用もあることが明らかになってきました。肌荒れ、日焼けなどは肌内部の炎症が原因であり、この炎症を抑える働きが水素にはあると言われています。

水素とダイエット 脂肪代謝を促進する働き

日本医科大学の研究チームが発表した論文によりますと、水素水を飲んだマウスと飲んでいないマウスでは、飲んだマウスの方が内臓脂肪・皮下脂肪が共に少なく、血液検査の結果、インスリンや血中の中性脂肪も少ないことがわかりました。

このことから、水素が脂肪代謝を促進することによって、ダイエット効果への期待が高まりました。ダイエット期間中は、様々なストレスが加わり、活性酸素が増えてしまう恐れがあります。そんな時に水素が強い味方になってくれます。

水素と肩こり 肩こりの原因に働きかける

肩こりの原因になる「血液」と「乳酸」と「炎症」。ある研究の報告では、体内に水素を取り込んだ時に「血管の拡張」、「血流の上昇」が起きていることが確認されています。同じ姿勢を続け、肩の筋肉がこわばって、血流が悪くなることが「ひどい肩こり」の一因とも言われているのです。

体内に浸透した水素が血流をアップさせれば肩こりの改善にも効果がもてそうです。また、運動前に水素水を飲むことで、乳酸の上昇を抑えることも確認されていますから、肩こりの箇所の炎症にも水素は有効のようです。

水素と二日酔い 酸化を防ぎ、脂肪肝も防ぐ

人間の体はアルコールの分解時に体内の水分を使います。結果、脳や全身が水分不足・ミネラル不足に陥り、頭痛や全身の疲労感・脱力感につながっていきます。そして二日酔いの原因となるアセトアルデヒドとその酸化物が生まれ、悪玉活性酸素を作り、身体の酸化につながっていきます。

水素には、酸化を防ぐ働きに加え、脂肪肝を防ぎ、肝細胞を保護する働きがあります。さらに糖尿病患者への臨床では、水素水や水素が代謝系の酵素のSOD酵素の増加を促すことも明らかにされています。

水素と便秘 リラックス状態を作り便通改善

便秘の主な原因として考えられるのが「食事量・食物繊維の不足」「筋力の不足」「水分の不足」「睡眠不足から来る自律神経の乱れ」などが考えられます。また、女性は身体の構造からも便秘になりやすく、子宮が腸を圧迫し、ぜん動活動を妨げるためだと言われています。

人間の細胞、約60兆個が水素の抗酸化作用でリラックス状態になり、副交感神経優位の状態になって、自律神経の負担を軽くし、乱れをなくすことで、スッキリ感を体感する人が増えているようですね。

水素と歯周病 水素が歯周病予防に効果


歯周病はこれまでの研究から、その進行に活性酸素が大きく関与していることが知られてきています。

その中で、「水素水の摂取に伴う活性酸素の減少が、結果として歯周病の進行を予防した可能性」と、「水素水の摂取などで抗酸化力を高めることが歯周病予防に効果があると示唆される」といったことが明らかにされました。

歯を失う原因でありながら、なかなか発症や進行に気が付きにくいのが歯周病です。適切な歯磨きなどに加え、水素水を飲用し抗酸化生活を送ることで、歯周病は十分に防げることがわかりました。

水素とアンチエイジング サビを防ぎ、ミトコンドリアを元気に

体の中では毎日5万から20万もの遺伝子が壊され、治しています。しかし、エネルギー不足の体では、100%元には戻せないため、どんどん体はサビついてしまいます。これが老化です。サビが進むとミトコンドリアも元気がなくなっていきます。

肌に元気がなくなるのも、本来の細胞再生がエネルギー不足や遺伝子損傷などで、うまくいかなくなった状態だからです。悪玉活性酸素を取り除き、ミトコンドリアを元気にすることがアンチエイジングへの一番の近道といえます。

水素とがん 水素が副作用を軽減し、サポート

多くのがんに効果がある抗がん剤・シスプラチンは体内に大量の悪玉活性酸素を生み出し、腎臓にも大きなダメージを与えますが、水素によって抗腫瘍効果を弱めることなく、副作用を大きく軽減できることが報告されています。

また、「がんを焼く」放射線治療でも、体内の水分と放射線が反応して大量の悪玉活性酸素が発生し、健康な細胞や遺伝子まで傷つけて体力を奪います。

この副作用も水素を摂ることで抗腫瘍効果はそのままキープしつつ、軽減させることが報告されています。


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