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アートメイクへの不安は「お金」と「失敗」が起因


美容や健康に関する情報を配信しているキレイスタイルが、「アートメイキングを受けたくない」という全国の女性495人を対象に、その理由を聞いたアンケート結果を公表しました。

最も多かった回答は「お金がかかるから」で31.3%となっており、次いで、「失敗しないか不安だから」が28.7%、「美容に関心がないから」が28.1%と続く結果となりました。また、「その他」として「MRIで引っかかりそうだから」などの回答もみられます。(表1)

表1

年代別では、多くの項目で40代の回答率が高くなる結果となっています。特に、「失敗しないか不安だから」37.8%、「お金がかかるから」35.8%など、アートメイクにやや興味がありながらも、懸念点が拭えず施術を受けようとは思わない方が多いようです。一方、20代では「美容に関心がないから」が35.9%で他の年代と比較しても、20代の回答の中でも、最も高い回答率です。(表2)

表2

職業別では、「失敗しないか不安だから」では、「自営業・自由業」の回答率が高くなっています。自営業・自由業の人の場合、対人関係や自己イメージが仕事に直結する可能性が高く、アートメイクの失敗が自身のビジネスにも大きな影響を与える可能性があるため、より慎重になる傾向があると考えられます。また、「経年により変色しないか不安だから」は、「学生・パート/アルバイト」の回答率が最も高くなっています。アートメイクの効果を維持するには定期的なリタッチが必要となるため、学生やアルバイト層にとっては継続的な経済的負担が懸念点の一つになっている可能性が伺えました。(表3)

表3

調査では、様々な理由からアートメイクを受けないという選択をしている人がいることが分かりました。アートメイクは美容医療の一種であり、慎重な判断が求められる領域であることが改めて認識されました。今後、業界はさらなる安全性の向上や正確な情報提供をしていくことが重要だと考えられます。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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