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『今後も美容に関心を持つ人が増える』と8割以上の人が回答〜 美容市場の底堅さと強みが浮き彫りに 〜


フランチャイズビジネス情報サイト「フランチャイズWEBリポート」を運営するDai(京都市中央区)は、20〜50歳代の男女2,095名に「美容」に関する調査を実施し、その結果が公表されました。
調査は2022年4月27日〜5月14日の期間中、ネットリサーチで行われました。

20代〜50歳代の女性の70%以上が「美容に興味あり」と回答

2022年5月に行った意識調査で男女2,095名の内、66%以上が「美容に興味がある」と回答しています。

女性の場合、20〜50歳代の全世代で70%以上が「美容に興味がある」と回答し、中でも20歳代の女性の80%が最も多い結果となっています。女性と比較すると、大きな差があるように思える男性ですが、20代と30代の若年層男性は約半数に近い割合の人が「美容に興味がある」と回答しており、美容への関心は女性だけでなく男性でも若年層を中心に高い関心を持っている人が多いことを物語った結果となりました。

コロナ禍でも半数以上が美容への支出変わらず

コロナ禍での美容への支出の変化を聞いた質問では「変わらない」がもっとも多い60.4%、「支出が増えた」が12.9%と、全体の73%程度が支出の減少がしていないことがわかりました。

周囲の人にも美容に興味がある人が増加

友人や家族、同僚など身の回りの人の美容への興味の変化を聞いた質問では、「男女ともに増えた」が22.1%、「女性のみ増えた」20.7%、「男性のみ増えた」が14.2%と合わせて57%が周囲の人の美容への意識が高くなったと感じると回答しています。

美容サロンを選ぶ際に重要視することは「料金が明確」であること

ここからは「美容に興味がある」と回答した中から、男女384人に向けて更に詳しいアンケート調査が行われました。
美容サロンを選ぶ際にもっとも重視している点を聞いた質問では、「料金が明確」がもっとも多く、「通いやすい立地にある」「予約がとりやすいこと」などが続いています。

さらに結果を性別・年代別でみたところ、女性の場合は全体の結果と同様すべての年代で「料金が明確であること」がもっとも多い結果となり、20〜30歳代の若年層の男性の場合、全体の流れとは異なる「知名度のあるお店」という項目がもっとも多い回答となり、男女間での違いが出ているのが特徴的です。

脱毛やホワイトニングは男女ともに関心度が高い

興味のある施術は、全体では「脱毛」がもっとも多く、続いて「ホワイトニング」、「エステ」と続く結果になりました。

男女・年代別の結果を見ると、男女ともに全世代で「脱毛」と「ホワイトニング」が人気を集め、年代が上がるとともに「美容皮膚科」や「薄毛治療」など専門性の高い治療が人気を集める結果となっています。

美容への関心は今後も増えると8割以上の人が回答

美容に関心を持つ人は今後も増えていくと思いますか? という質問では、全体の84.3%が「増えていくと思う」と回答する結果となりました。

今回の調査では、半数を上回る66%以上の人から「美容に興味がある」との回答を得ています。
男女別でみても、女性の70%以上、さらに男性の20代〜30歳代を中心に約半数が「美容に興味がある」と回答していることからも、男女問わず、美容への関心が高いことがわかる結果となりました。

また、コロナ禍での美容への支出の変化を調査した結果から、コロナ禍であっても支出は変化していない、あるいは「支出が増えた」と回答する人も約12%あり、外出機会が減少する時期であっても、需要の落ち込みが少ないことが伺え、さらに「今後美容に関心を持つ人が増えていくと思う」と回答した人が8割を超えることなどから、美容市場の今後の発展に期待を持てる結果となり、美容業界の底堅さ、不況にも動じない業界の強みを感じさせる結果が浮き彫りとなりました。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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