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8割以上のお父さんが「お疲れ」。解消法のトップは「睡眠」で欲しい疲労解消グッズが「マッサージチェア」 


健康機器メーカーのフジ医療器(本社:大阪府大阪市)は子供を持つ20歳以上の男性を対象に「<父の日企画> 第12回 お父さんの疲労事情と解消法調査」を実施。この調査は、2011年より同社が独自に実施しているもので今年の調査で12回目となります。
調査は2022年5月19日~5月23日の期間で同社のメルマガ会員の中から子供を持つ20歳以上の男性を対象にWEB上で実施。1,932名(20代:9名、30代:70名、40代:205名、50代:496名、60代:659名、70代以上:493名)から回答を得ました。

新型コロナウイルス流行前に比べてストレスが増えたと3割強が回答

「新型コロナウイルス流行前と現在で日常生活が変わったと感じることはありますか?(複数回答可)」を尋ねました。その結果、1位が「日常のストレスが増えた」(32.7%)、2位は「変わっていない」(30.4%)、3位が「仕事面での負担が増えた」(19.8%)となっています。コロナ禍によってストレスが増えたり、仕事の負担が増えたりするなどマイナスの影響を受けている人が多くいる一方で、日常生活は特に変わっていないという人も3割程度いることがわかりました。(グラフ1)

グラフ1

86.7%のお父さんが「普段から疲れを感じている」と回答

「あなたは普段疲れを感じていますか?」の質問に対し、「とても疲れを感じる」(24.7%)と「疲れを感じる」(62.0%)の回答を合わせると86.7%となり、普段から疲れを感じているお父さんは、第1回の調査以来、毎年80%を超えています。(グラフ2)

グラフ2

年代別では1番強いレベルである「とても疲れを感じる」の割合が大きかったのが40代の42.9%で、続いて30代の38.6%、50代の35.1%となりました。(グラフ3)

グラフ3

心身共に疲労しているお父さんは50.8%

「その疲れは身体的疲労ですか? 精神的疲労ですか?」を尋ねたところ、「身体的・精神的疲労どちらも」と回答した人が50.8%で、「身体的疲労」のみが42.6%、「精神的疲労」のみが5.3%となっています(グラフ4)
         

グラフ4

身体的疲労も精神的疲労も主な原因は「仕事」

「身体的疲労(「身体的・精神的疲労どちらも」も含む)」を選択した回答者に「主な原因は何ですか?」と質問したところ、1位「仕事」(46.8%)、2位「加齢」(41.0%)、3位が「その他」(5.4%)という結果でした。「その他」の回答の中には「農作業」や「運動」という回答も多くみられました。
さらに「体のどの部分にどのような疲れ・痛みを感じていますか?(複数選択可)」と質問したところ、1位「首や肩のコリ」(69.8%)、2位「腰痛」(65.5%)、3位「目の疲れ」(51.2%)で「首や肩のコリ」は第1回目の調査開始以来、毎回1位となっています。(グラフ5・6)
         

グラフ5

グラフ6

また、「精神的疲労(「肉体的・精神的疲労どちらも」含む)」を選択した回答者に「主な原因は何ですか?」と質問した結果、1位が「仕事」の(56.7%)で、2位が「人間関係」(17.3%)、3位に「加齢」(14.0%)と続き、「仕事」は身体的疲労と精神的疲労共に1位となっています。(グラフ7)
            

グラフ7

「人間関係」と回答した人に「誰との人間関係に疲れますか?(複数回答可)」と尋ねたところ、多かった順に「上司」、「妻」、「部下」と続いた結果になりました。(グラフ8)

グラフ8

解消法のトップ3は「睡眠を取る」・「入浴をする」・「お酒を飲む」

「あなたの疲労解消法は何ですか?(複数選択可)」の質問では1位が「睡眠をとる」(54.9%)、2位「入浴をする」(40.7%)、3位「お酒を飲む」(39.7%)となりトップ3は今回で4年連続となりました。(グラフ9)
          

グラフ9

最後に「父の日のプレゼントとして「疲労解消グッズ」をもらえるとしたら、どんなものが欲しいですか?(複数選択可)」という質問をしたところ、同率1位で「マッサージチェア」(34.9%)と「安眠グッズ(枕・マットレスなど)」(34.9%)、3位が「入浴剤」(22.9%)という結果に。「マッサージチェア」は依然として人気ですが、昨年2位だった「安眠グッズ」が同率1位にランクアップされ、質の良い睡眠への関心が高まっていることがわかります。(グラフ10)

グラフ10

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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