化粧品・健康食品の販売を行っているファンケルが、45〜74歳の女性300人を対象に「骨密度に関する意識調査」を実施したところ、リスクの高まる高年齢や閉経後の女性であっても、半数近くが何も対策していないことがわかりました。
45〜74歳の女性300人に骨粗しょう症のイメージを聞いたところ、高年齢ほど「自分の世代にとって身近だ」と考えている一方で、低年齢ほど「自分より上の世代がかかりやすい」と考える割合が高く、早期対策として重要な世代である45〜54歳の女性は特に、自分ゴト化できていない様子が伺えます。(表1)

表1
「骨量や骨密度に対してどのような対処をしていますか?」と聞いた質問では、全体で最多が「特に対処をしていない」が44%と半数近くに上っています(複数回答)。年齢的に自分ゴト化できていないためか、低年齢ほど対処していない人の割合は高いようです。
閉経の有無別では、骨粗しょう症のリスクが高まる閉経後の女性であっても、40.9%が対処をしていない結果になっています。
女性は閉経を境に骨密度が低下し骨粗鬆症のリスクが高まりますが、症状を自覚しにくいこともあり個々の対策意識は低い傾向のようです。(表2)

表2

健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル