東洋新薬(本社福岡県福岡市)は、粉末プロテインをシェーカー不要で溶けやすくする技術「イージーパウダー™︎」について特許権を取得しました。プロテインは、新型コロナウイルス感染症の拡大以前から、スポーツ選手やボディビルダー、筋トレをする人などを中心に利用されていました。コロナ禍において、運動不足を解消したい人や、ダイエットをしたい若い女性などのボディメイクニーズともマッチして、ライトなユーザーにも利用が拡大しています。さらに、フレイル予防を目的として、タンパク質摂取のため、シニア世代にもプロテインが広がっており、幅広く利用されている健康食品カテゴリーです。
プロテインの食品形態には、バータイプやゼリータイプなどがありますが、タンパク質の摂取量を調整できるため、「粉末タイプ」のプロテインがよく利用されています。しかし、粉末プロテインは「溶けにくい」という課題があり、「シェーカー」を使用する、粉末と牛乳や水などを入れる順番を工夫するなどの方法がありますが、手間がかかるというデメリットもあります。
同社では、大麦若葉末などの天産物を長年粉末青汁製品として造粒してきた製剤技術の知見を用いて、この「溶けにくい」課題を解消することに取り組んでいました。その結果、独自に開発した「イージーパウダー™︎」によって、「シェーカー」を使わずに溶ける粉末プロテインの商品開発が可能となりました。
健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル