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CBE シャンハイ ビューティ EXPO2019


圧巻!3日間で50万人超が来場しケタ違いの規模 美容大国・中国市場の底力

2019年5月20日(月)~22日(火)の 3 日間に渡り、中国・上海で開催された CBE シャンハイ ビューティ EXPO2019が開催され、3日間で50万人を超える来場者を迎え大盛況に終わりました。

会場の外観

この展示会は主に、化粧品やホームケア用品産業に重きを置くイベントとして定着しており世界30以上の国や地域から4000社以上の企業が出展しました。

出展アイテムもスキンケアはもちろん、メイクアップ、 ボディケア、美顔器などの機械、口腔ケアなど幅広い種類の製品が発表され、またセミナーや技術発表などのイベントも同時に開催されました。

展示面積も26万平米(約7万9千坪)を誇り、直線距離だけでも1000メートル位はあるため1日ではとても全部は回りきれないほどの規模で、日本最大級の美容展示会「ビューティワールドジャパン東京」の来場者が6万人規模であることからも、まさにケタ違いの世界最大級と言っても過言ではなく、美容大国・中国の底力を証明するイベントといえるのです。

根強い人気の日本製品

日本製品

今回の取材のメインでもある日本企業を回って見ましたが全体的に日本ブースはどこも活況です。

日本のエステティックサロンを中心に美顔器を主力商品として販売している美容機器メーカーの ARTISTIC & CO.(本社岐阜県羽島市)には連日、たくさんの来場者がブースに集まっていました。中国の店舗数の拡大や日本国内でのブランディング成果により認知度も今まで以上にアップしており、現地の方々にとっても製品を直接手に取れる絶好の機会であった様です。

内面美容(インナービューティ)のパイオニア的存在でリーディングカンパニーを目指すプロラボホールディングス(本社東京都港区)のグループ会社で中国国内のブランディングを展開するプロラボコンセプトも着実に中国国内での認知度が高まってきているようです。

プロラボのブース

日本でエステティックサロンを店舗展開している VAN-VEAL (本社山口県山口市)には中国人エステサロンオーナーやその関係者が訪れ、日本のサロン経営に高い関心を持っていたのが印象的でした。同社は今回が初出展になるとのことでしたが、「弊社のエステティックサロン運営を中国でもご活用頂きたく、出展致しました。皆さん、ものすごく関心を持って頂きました。出展して良かったです。」(同社)と成果を語っています。

国内でいち早くヒト幹細胞培養液コスメに着手し「ディレイアシリーズ」をエステティックサロンへ向けて展開している美容メーカーのグラツィア(本社東京都豊島区)。同社はヒト幹細胞培養液コスメのパイオニア的存在となって業界を牽引してきましたが、今後は中国への進出を視野に越境ECや一般流通での販路を検討して行くということです。

プロラボのブース

エステサロンの専売に特化したインナービューティのリーディングカンパニー、プロラボホールディングスの中国国内をブランディングするプロラボコンセプト。

中国進出は簡単ではない

日本企業の出展は毎年増加傾向にあります。その最大の理由は中国の膨大な人口 と「メイド・イン・ジャパン」への高い関心度を持つ国民性、市場規模だと推察されます。ただ、どんなに優れた製品でも、日本国内での認知度やブランド力が乏しければ簡単に進出できるほど甘くはありません。

シャンハイビューティEXPO2019の看板

出展している日本企業の属性をみると、

  1. 日本国内での企業知名度がある。
  2. 日本国内でのブランド力が優れている。
  3. 中国人にも知られている。
  4. しっかりとした製品データ(エビデンスや製造工程などのトレサビリティ)が担保されている。
  5. 越境ECサイトや中国での一般流通の販売システムが構築されている。

ことが確立されているということで、これらが進出成功のカギを握ることは間違いなさそうです。

日本企業を集約した日本館も盛況

日本館の様子

日本の化粧品をメインにした日本館には多くの来場者がありました。それだけ日本の製品に興味を持っている中国人が多いということなのでしょう。ほとんどが化粧品関連ですが、青汁や布製品の出展企業もありました。口に入れる食品の場合は規制も厳しいため、出展企業数はそれほど多くはないですが、青汁などは中国国内でも出回っており、関心度も高い様子でした。

出展企業の国別では圧倒的に地元中国が占めますが、それ以外では日本、韓国が多いです。意外なのはベトナム企業の出展企業が見当たらない点でした。平均年齢が若いこともあり、日本からの進出を模索する企業は昨今、増加傾向のようですが美容系の製品化では、まだまだ途上なのもその一因でもあるのかもしれません。

日本館の様子

全体的に来場者数や出展者数、展示会場の大きさ全てにおいて、日本の展示会とは比べ物にならない程の、世界最大級に匹敵する美容見本市と言え、中国パワーを改めて見せつけられました。


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