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美肌のためのインナーケアとアウターケア


美容皮膚科・漢方内科医としてクリニックの運営だけでなく、マスコミでも活躍中の住吉周子医師。
医師の立場から、大手メーカーの化粧品、サプリメント、美容機器などの監修にも携わっている。
美容に関してはご本人曰く「マニアックの域に達しています。美容機器はコレクター」。
そんな住吉医師にインナーケアとアウターケアの大切さを伺ってきた。

住吉 周子 医師 〈Shuko Sumiyoshi〉

東邦大学医学部卒業、大学院卒業、医学博士 東邦大学医学部第4内科助手を経て、国立大阪医療センター皮膚科、大阪警察病院皮膚科研究生を経て、医療法人 美周会 SHUKOクリニック院長。同志社大学生命医学科研究生。SHUKOクリニックは、肌のメンテナンス、リフトアップを中心とした治療をメインに行なっている、芸能人も密かに通う、完全紹介制隠れ家クリニック。

美肌づくりに重要なのはインナーケア


どんなにスキンケアを頑張っても、受け入れる側の細胞が整っていなければ効果は半減してしまいます。お肌もカラダも細胞で出来ているのですから、見た目の若々しさと健康は連動しています。インナーケアなくして美肌づくりは出来ません。
インナーケアで心がけて欲しいのは、カラダを温めて、血の巡りを良くすること。そして余分なものを取り除いて、身体全体の流れを良くすることですね。
漢方では人の身体は「気・血・水」で成り立っていると考えられています。「気」は、身体全体を動かすエネルギー、気力、これがバランスよく流れないとダメ。「血」は内臓と細胞に酸素や栄養を運んでくれます。「水」はリンパ液など体内にある水分を指し、免疫力に関わっています。
これら「気・血・水」の3つがバランス良く、つねに循環していれば病気にならないと、漢方では教えます。

食事・睡眠・運動こそがインナーケアの基本


では気・血・水を整えるにはどうしたら良いのでしょうか。漢方やサプリメントに頼るという方もいますが、大原則としては規則正しい食事と栄養バランス。そして運動と質の良い睡眠。これらの生活習慣がとても重要なのです。
「人は食べたもので出来ている」そんな言葉、聞いたことありませんか。お肌のターンオーバーも、老化や病気からカラダを守る免疫細胞も、エネルギーをつくる細胞も血液によって運ばれる栄養と酸素をもとに作られます。ですから食生活というのは、私たちが思っている以上に大切。
漢方にしてもサプリメントにしても、ただ摂取すればいいというモノではありません。特に日本には四季があって、その季節によって乾燥したり湿気が多かったりなど「気・血・水」のバランスは変化します。

ですから、四季折々によって飲む漢方を選んだ方が良いです。サプリメントも同様で、やみくもに飲めば過剰になり逆に「気・血・水」のバランスを乱すことに。
漢方は、体質改善のためと病気に対してとの使い方があります。
足りないものを補い、過剰なモノを排除して、内側から健康に。そして、老化を防ぎましょうというのが目的です。
私自身も、朝は青汁や高麗人参、プロテイン、漢方を摂ります。こだわる日はおやつに燕の巣ジェル。
そして時には、お菓子や好きなモノを幸せモードで食べることで、DIT(食事誘導熱産生)をふやすようにしてます。そうすれば、オーバーカロリーにはならないから(笑)。要はアメとムチを使いわけながらインナーケアを意識し、美肌の基礎を作り上げています。
インナーケアに必要なのは食事・運動・睡眠。その上で漢方やサプリメントを上手に取り入れましょうとお伝えしてきました。

美顔器はお肌の未病対策アウターケアのサプリメント


ではアウターケアはどうでしょうか。外側からお手入れする手段としては、レーザーやボトックス、高周波、ハイフなどクリニックで行う施術からエステサロンで行うハンドマッサージなどがあります。
ですが、クリニックやエステは毎月や数ヶ月に1度ですよネ。インナーケアの食事・運動・睡眠に匹敵するセルフケアは何かと聞かれたら、もちろん、日々の手入れ、正しい洗顔などですが、あとは「美顔器です」とお答えしています。

お顔も筋肉で出来ています。筋肉を鍛えることで、リンパ液を流す排泄能力が高まります。そのためにエステではマッサージを行うのですが、これを自己流で行うとすると、知識や経験がないと擦り過ぎてシミを作ってしまったり、圧をかけ過ぎてタルミを作ってしまったりと逆効果に。
その点、美顔器でしたら説明書通りに使っていれば、間違うことはありませんからね。
実は、私自身が美顔器のヘビーユーザー。高校生の頃から美顔器を使って以来、何種類もの美顔器を使ってきました。今でも美顔器コレクターと言われるくらい、多種多様の機器を持っています。
お顔の筋トレは、言ってみればお肌の未病対策。日々使うことで、循環が良くなりたるみ、老化防止につながります。美顔器は化粧品では足りない部分を補う、サプリメントなのです!

Shuko Clinic〈シュウコ クリニック〉
〒534-0021 大阪府大阪市都島区都島本通3-27-13 3F

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執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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