美容大国の韓国では歯の審美治療の需要が高く、技術が進んでいるといわれています。
医療法人清翔会 名古屋ルミナス歯科・矯正歯科が、審美治療に興味のある人を対象に「韓国と日本の審美治療の違い」についての調査結果を公表しました。有効回答数は1,019人。
「韓国と日本の審美治療の違いに対する認知度」を尋ねたところ、約4割の人が『よく知っている(14.1%)』、『やや知っている(24.5%)』と回答しています。
半数以上が「あまり知らない」または「まったく知らない」と回答し、専門性の高い医療領域においては情報格差があることがわかりました。一方で、「知っている」という人も一定数いるようですが、韓国の審美治療と日本の審美治療の違いについてどのようなことを知っているのでしょうか。
『よく知っている』、『やや知っている』と回答した人に、「韓国と日本の審美治療の違いについて知っていること」について尋ねたところ、『韓国の方が費用が安い(59.6%)』が最多で、『韓国の方が短期間で効果が出ることを重視する(51.3%)』、『日本の方が安全性を優先しており医療規制が厳格(40.4%)』となっています。(グラフ1)
韓国の審美治療が「コストやスピード、施術の多様性」において特徴的であるとの認識がうかがえます。さらに、審美治療が日常的な美容習慣であり、観光医療として発展しているという文化的側面も一部で認識していることがわかりました。
では実際に、韓国の歯の審美治療に興味がある人はどの程度いるのでしょうか。
「韓国の歯の審美治療への興味」を尋ねたところ、約7割の方が『とても興味がある(22.0%)』、『やや興味がある(50.3%)』と約7割の人が韓国の審美治療に興味を持っていることがわかりました。
「韓国の歯の審美治療で興味がある点」では、『進んでいる技術(58.7%)』、『費用の安さ(57.5%)』、『治療期間の短さ(45.0%)』が上位を占めています。(グラフ2)
審美領域では、「早く・安く・きれいに」が強く求められており、韓国が提供する先進的な技術がこの期待と合致していると考えられます。また、施術後の自然さや多様性も重視されており、総合的な美の追求が背景にあるといえるでしょう。
約9割の人は韓国で流行している審美治療を日本でも受けたいと回答
では、韓国で流行している歯の審美治療が日本で受けられるとしたらどう思うのでしょうか。
「韓国で流行している歯の審美治療を、日本で受けられたらよいと思うか」の質問では、『とてもそう思う(38.7%)』、『ややそう思う(55.3%)』と約9割の人が回答しています。高い技術・コストなどのメリットを「近場で」「安心して」受けたいというニーズが現れた結果といえます。(グラフ3)

健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル