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普段運動をする人の割合は約6割。運動目的の8割が「健康維持」


美と健康の総合メーカー、フジ医療器(本社大阪市中央区)は、20歳以上の男女を対象に「運動に関する調査」を実施し、その結果を公表しました。調査は全国の同社メルマガ会員1,735名(20代:15名、30代:123 名、40代:257名、50代:486名、60代:522名、70歳以上:332名)より回答を得ています。

最初の質問で「普段から運動をしていますか?」と聞いたところ、58.3%の人が月に1回以上の運動を行っています。その頻度については多かった順に「週 1日~3日」(40.5%)、「毎日」(27.8%)、「週4日以上」(21.8%)、「月1日以上」(9.9%)と、普段から運動をしている人は頻度が高いことがわかりました。(グラフ1)
年代別では、普段から運動している人が最も多いのは70代以上で74.1%、反対に最も少ないのが30代の45.5%で、その差は28.6ポイントの開きが見られました。(グラフ2)

グラフ1

グラフ2

普段運動をしている人に「1回に運動する時間はどのくらいですか?」と質問したところ、「30分程度」が30.9%、「30分~1時間」が37.7%、「1時間以上」が31.3%という回答で、割合に大きな偏りはありません。
性別で比較すると「1時間以上」と回答した人は男性が9.6ポイント多く、1 回により長い時間運動する人は男性に多く、女性は30分程度の運動をしている人が多い傾向が見られます。運動習慣の有無や運動への取り組み方は、性別・年代によって異なる傾向があるようです。(グラフ3・4)

グラフ3

グラフ4

次に普段運動をしている人に「どんな運動をしていますか?(複数選択可)」と質問したところ、「散歩・ウォーキング」と回答した人が最も多く、その割合は60.1%で、日常生活の中に取り入れることで、運動を習慣化できている人が多いと推察されます。(グラフ5)

グラフ5

「運動する目的は何ですか?(複数選択可)」という質問では、「健康維持」と回答した人が87.1%で最も多い結果となっています。続いて「ダイエット」(33.0%)、「ストレス解消」(29.2%)、「若さを保つため」(23.0%)、「趣味」(20.9%)、「仲間とのコミュニケーション」(10.8%)と続きました。(グラフ6)

グラフ6

運動をしない理由の多くが「面倒」。高齢になると「病気やケガ」が高い傾向
最後に「ほとんど運動をしていない」と回答した人へ運動をしていない理由を聞いたところ、主な理由として「面倒」(39.1%)、「忙しく時間がない」(36.8%)、「身体を動かすことが苦手・嫌い」(36.8%)という結果に。
年代別で見ると、「忙しく時間がない」という回答は低い年代になるにつれて多く、反対に「病気やケガ」という回答は年代が高くなるにつれて増える傾向が見られました。(グラフ7・8)

グラフ7

グラフ8

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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