長瀬産業の100%子会社ナガセビューティーティケア(東京都中央区、千葉敏英社長)は全国の20歳代〜60歳代の働く女性を対象とした『働く女性の「目もと」に関する意識調査』と題したアンケートを実施し、その結果が発表されました。
調査期間は2021年6月22日〜 24日の3日間で、有効回答数は500人。
今回の調査ではコロナ禍によってマスクの着用が日常的になり、顔の中で唯一見えるパーツが目もとだけになった現在、働く現代女性にとって、「目もと」はどのような位置づけになったのか、プライベートや仕事のシーンで「目もと」に対してどのような意識や行動に変化があったのかが明らかになりました。
1 マスク着用でやめてしまったものは「リップメイク」で入念に行っているのが「肌のスキンケア」
マスクを着用する日常でのメイクとスキンケアの意識について質問したところ、「以前と変わらずしている」という回答が多かったものの、「リップメイク」のみ「以前はしていたが、止めてしまった」(34.2%)という回答が最も高くなっています。
口もとを見られる機会が少なくなったほか、マスクにリップが付着してしまうことを気にされる人が多いことが理由としてあげられるようです。
また、肌全体・目もと・その他のパーツ(鼻、口もと、おでこ)のスキンケアの項目においては、「以前よりも入念にしている」の回答がメイクのどの項目よりも高くなりました。
コロナ禍のマスク着用の日常では、スキンケアが以前よりも重視されている様子が伺えます。
2 マスクの着用で最も意識するようになったパーツは「目元」
マスクを着用する日常において意識するようになったパーツを質問したところ、「目もと」(44.2%)が最も高い回答になり、肌全体(32.0%)、首(デコルテ)(13.0%)と続きました。顔の中で唯一見えるパーツとなった目もとへの意識が高まったといえる結果となっています。
3 マスクの着用で費やす金額と時間が減ったのが「リップメイク」で増えたのが「肌全体のスキンケア」
マスク着用の日常でのメイクおよびスキンケアの項目別に金額について質問したところ、「変わらない」と答えた人が最も多くなったものの「リップメイク」は約半数が「減った」と答えています。
また、「肌全体のスキンケア」では、約2割が「増えた」と回答し、他の 項目よりも差をつけて多くなり、意識の変化と連動する結果になりました。
時間についても同様に「変わらない」と答えた人が最も多くなったものの、「リップメイク」は約半数が「減った」と回答。
かける時間が「増えた」のは「アイメイク」が最も多くなりました。
「肌全体」のスキンケアでは「増えた」という回答が、他の項目よりも最も多くなっています。
4「目もと」を意識するもののアイメイクにかける費用は1ヶ月あたり1,000円未満が5割を占める
1ヶ月あたり、アイメイクにどの位のお金をかけているかを質問したところ、全体の48.5%が1,000円未満と回答し、最も多い価格帯になりました。
年代別で比較すると、1,000円未満では40代と50代、2,000円以上の価格帯では20代と30 代の回答が最も多くなり、若年層の方がアイメイクに費用をかけている傾向があることがわかります。
5 アイメイクにかける時間は1日10分未満が8割
一日あたり、アイメイクにどの位の時間をかけているかを質問したところ、全体の78.8%が10分未満と回答し、年代別で比較すると40代から60代までが、より短時間でアイメイクをしている傾向があることがわかりました。
6 お手入れにかける時間は1日10分未満が約9割。アイメイクと比較すると短時間の傾向に
一日あたり、目もとのスキンケアにどの位の時間をかけているかを質問したところ、全体の86.6%が10分未満と回答。アイメイクと比較すると、目もとのスキンケアにはより時間をかけていないという結果となっています。
7 マスク着用で止めてしまったメイクアイテムが「マスカラ」
メイクアイテムの使用状況について質問したところ、マスク生活前からの使用アイテムは「アイブロウ」(72.6%)が最も多く、「アイシャドウ」(65.0%)、「アイライナー」(46.6%)、「マスカラ」(43.8%)と続きます。
マスク生活前後の使用アイテムの変化はあまりないものの、止めてしまった最も多いアイテムは「マスカラ」(8.4%)という結果になりました。
8 「目もと」の手入れで使用しているアイテムが「目もと用のクリーム」
スキンケアアイテムやケアの方法について質問したところ「目もと用のクリーム」はマスク生活前から使用(31.0%)していた人は多かったのですが、マスク生活後においても使用する人が増加(7.4%)しているアイテムとして、重要視していることが伺える結果となりました。
9 全体の7割が「保湿が大事」と回答も年代が上がるごとに減少し「シワ改善」や「ハリを高める」が増加
目もとケアで重視していることを質問したところ、全体の69.8%が「保湿」と回答し最も多いことがわかりました。年代別で比較すると「保湿」は年齢が上がるにつれて回答が減少し一方では、全体2位の「シワ改善」(37.2%)、4位「ハリを高める」(21.6%)の回答が増加しました。
10 マスク着用で約4割が「以前よりも目元の悩みを感じるようになった」と回答
マスク着用の日常での目もとの悩みについて質問したところ、全体の36.2%が「前よりも感じるようになった」、「やや感じるようになった」と回答しています。「以前から感じている」(21.6%) を合わせると、過半数が目もとの悩みを感じているようです。
11 マスク着用での目もとの悩みトップ3は「目もとのクマ」「目尻のシワ」「目もとのくすみ」
マスク着用後の日常で、目もとの悩みを「感じるようになった」、「やや感じるようになった」人に悩みの内容を質問したところ、「目もとのクマ」(47.0%)が最も多く、「目尻のシワ」(45.9%)、「目もとのくすみ」(3 9.8%)と続きます。一時的な症状よりも、加齢や日頃の疲労が日常的に現れる悩みを改めて感じるようになった人が多い様子が見られました。
12 マスクの日常で会った人に印象づけるのは「目もとの表情」「話し方」「声の印象」が上位
マスク着用後の日常で、人と会う時の第一印象と、気を付けていることを質問したところ、ともに「目もとの表情」が最も多い結果になりました。
目もとの表情は、マスクの日常において人の印象を大きく左右すると、多くの人が認識して実践している様子が伺える結果となりました。
健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル