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はじめてのマインドフルネス体験


グーグルやアップルといった世界の名だたるIT企業が社員研修に取り入れていれてから、ブームに火がついた感のあるマインドフルネス。
先月、体験した脳トレの一種「トランステック・ウェルネス」以来、脳と心の在り方に興味が湧いて今回、人生初のマインドフルネスを体験!

陽ざしが降り注ぐリゾートのような空間

マサチューセッツ大学医学校名誉教授・ジョン・カバット・ジン博士が提唱したマインドフルネス。日本語だと瞑想なのかな?それとも座禅?いずれにしても、漢字で書くと修行やスピリチュアルな印象を抱いてしまいがち。

今回体験するにあたって、道場のような空間をイメージしていたのだが。お邪魔したマインドフルネスサロン「MELON」さん(東京都・渋谷区)の扉を開けた瞬間、そこはリゾート地のようだった。

サロンは白を基調にナチュラルウッドの窓枠、本物の苔を使用したボタニカルアートに、窓からは燦燦と陽が降り注いでいる。
足を踏み入れた瞬間から、渋谷と言う都心にいながら日常と切り離された気分に。もうこれは、否が応でも期待が高まってしまう。
サロンで体験できるプログラムは、全13種類。私は初心者向けの「BASIC」を選んだ。

雑念は湧いてもいい心を静めて観察することが大事

本日の講師は井上絵里奈さん。普段は精神科のクリニックでカウンセリングやマインドフルネスを担当しているという、若いけど母のような温かみを感じさせてくれる女性だ。
そんな井上さんに導かれ、人生初のマインフルネスがスタート。ますは、アロマオイルを手首に垂らして、香りを感じながらひと呼吸。静かに座ってゆったりと呼吸を繰り返しながら、自分の内面と向き合っていく。

目を閉じて自分と向き合うも、雑念ばかり浮かんでしまう。すると、内心の焦りを見透かしたかのように井上さんから声がかかる。
「雑念は湧いてもいいのですよ。今この瞬間のすべてを受け入れてください」。
ありのままを感じることが大事だと言う。

体の中に突然訪れた静寂。痛みと雑念が一瞬飛んだ!

深い静寂の中、井上さん誘導にあわせて呼吸に集中しながら瞑想を深めていく。すると、ある瞬間これまでと違う意識に気づく。慢性的な痛みに悩まされていた首や左腕の痛みが飛んだ。

痛みを感じない。と同時に原稿の締め切りや、午後からのスケジュールやお昼何食べようとかの雑念も飛んだ!
身体の中に突然訪れた静寂。整うとはこういったことなのだろうか?感じるのは自分の呼吸だけ。

身体は起きているけど、深く眠っているような不思議な感覚に、ずっと身を委ねていたい時間が続くも、鐘の音とともに無情にも40分の瞑想タイムは終了。

瞑想後は他の参加者と、瞑想中に感じた体験をシェア。涙が勝手に流れてきたという方がいた。

プログラムの最後は、好みのハーブ茶を飲みながらの雑談。井上さんに質問したり、今日の瞑想での気づきなど楽しくお喋りしながら、徐々に現実世界に戻っていく。と同時に、忘れていた痛みも戻ってきた・・・。

マインドフルネスはコツさえつかめば、自宅でも出来るので毎日の習慣にすると良さそう。

マインドフルネス専門サロンMELON

東京都渋谷区東2丁目23-8渋谷MMⅠビル1階
《営業時間》全日 8:00-21:00 不定休

予約なしで早朝から夜までクラスが開催。オンラインクラスもあるので、思い立った時間に気軽にマインドフルネスが受けられる。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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