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口元の印象がビジネスの勝敗を分ける

口元

就職活動、営業、商談といったビジネスの世界では、出会って数秒の“第一印象”がその後の成果を左右するとも言われます。中でも「口元」は、笑顔や話し方、さらには清潔感や自己管理能力など、複数のイメージを連想させる重要なパーツです。近年の就活・転職市場においても「笑顔の清潔感」「歯並びの良さ」「歯の白さ」が、第一印象の評価を高める要因として注目されています。
こうした背景を踏まえ、見た目の些細な違いが「信頼感」にどう影響するのか、そのリアルな実態を探るため、SK新宿歌舞伎町美容外科・歯科が日本全国在住の20〜40代の男女550名を対象に、インターネットによる「ビジネスにおける歯の印象に関する意識調査」を実施してその結果を公表しましたので紹介してします。

Q1. 初対面のビジネス相手で気になるパーツは?

トップ3が服装や身だしなみ全体が27.3%、目元(目つき・表情)が16.7%、声や話し方が14.5%となっています。(グラフ1)

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グラフ1

Q2.歯が整っている人に対して感じる印象は?(複数選択可)

トップ3は清潔感があるが58.7%、健康に気を使っていそうが20.5%、自己管理ができていそうが18.7%となっています。(グラフ2)

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グラフ2

Q3. 歯が汚れている人に不快感を持ったことはある?

6割を越える62.9%が不快感を持ったことがあると回答しています。(グラフ3)

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グラフ3

Q4. プレゼンや営業で歯を意識したことがある?

意識しているという回答が38.1%に対し、意識はしているものの対策ができていない、あまり意識していないなどの回答が61.1%とおよそ6割を占めています。(グラフ4)

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グラフ4

Q5. ビジネス成功のために歯の治療を検討しますか?

既に治療済みも含め半数を超える58.9%が検討しているという結果になっています。(グラフ5)

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グラフ5

調査結果から、第一印象で注目される部位としては「服装・身だしなみ」(27.3%)が最も多かった一方で、「口元(歯並び・白さなど)」も7.6%と、髪型や体型以上に関心を集めていることが判明しました。特に口元は、会話の中で自然と視線が集まりやすく、“無言のメッセージ”として清潔感や信頼性を左右しているようです。
一方で、営業やプレゼンなどのビジネスシーンで“歯を意識している”人も38.1%と一定数おり、視覚的な印象管理の中で口元の優先度が徐々に高まってきている様子が見受けられます。ただし、「あまり意識していない」「意識したことがない」と答えた人も半数以上存在しており、見た目への意識差が成果の差に直結する時代になってきているとも考えられます。また、約6割が歯の治療を『自己投資』として前向きに捉えていることも明らかになりました。歯のケアはもはや美容や健康だけでなく、キャリア形成の一環としても注目される時代に入っているのかもしれません。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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