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美容医療ナースの内緒話 大手クリニックと個人クリニックの違いとは

ASAMI

みなさん、こんにちは。
美容サロンを経営しセラピストをしている、元美容看護師のASAMIです。
近年、少しづつ市民権を得てきたと感じる美容施術ですが、みなさんは行きつけのクリニックはありますか?そこはどうやって探したのでしょうか?大手?個人?
サロンに来て頂いているお客様に聞くと、本当にバラバラで結果みなさんが声を揃えて言うのは「どうやって選んだらいいのかわからない」です。
今回は、大手クリニック(S〇〇)と個人クリニック両方で働いた経験&施術を受けた経験を元に違いを二部性で説明していこうと思います。

①大手クリニックのメリット

クリニック

メリットとしては、やはり安心感。だと思います。個人的な意見ですが、私が働いていた大手は教育制度が本当にしっかりしていました。もう10年以上前になりますが、初めての美容クリニックがそこで良かったと心の底から思うほどです。とても厳しく技術、知識テストがあり、試用期間の3ヶ月は大変だった。の一言でした。私は本院に務めていたので、試用期間が過ぎても常に新しい機械の勉強に追われつつ、たくさんのお客様の対応をして、先生の介助について…
今考えてもすごい忙しかったな、勉強したな、初めてのクリニックがあそこで本院でよかったな。という感情しかありません。
それくらい鍛えられるので、看護師の技術レベルは圧倒的に高かったです。ただ、他院にヘルプに行ったときに同じグループでもやはり小さい院は明らかに、レベルが劣っていました。教育体制が一緒でも教える人の知識技術の差です。
なので、大手クリニックでも大きな院に行くのをおすすめします。
医師施術の場合は、大手も個人も正直友人に紹介してもらうのが間違いないと思います。誰でもいいと行ってしまうと、失敗したかも…と思うことが多いと思いますので気をつけてほしいです。

SNSの評判が正しいとは限らない

SNS

インフルエンサーが行っていたから。もそれだけで決めず、他の情報も見て選んでくださいね。見てきた中で、私だったら友人に絶対行かないで!!!と言うクリニックもPRでインフルエンサー達が紹介しているところ、あります。
また働いていたから言えることですが、外科系の施術は4,5,6月あたりは指名なしの施術は避けたほうがいいと思っています。もちろんどこもそうなのですが、新人の医師が入ってくる時期なので、デビュー戦に当たってしまう可能性が多いです。育っていくには大事な過程だし、当たり前の話なのですが、私はやっぱり避ける時期です。
大きい声では言えないですが、この時期は医師の入れ替わりがほぼない個人クリニックをおすすめします。

②大手クリニックのデメリット

デメリットは、やはり待ち時間の長さやアップセルの力強さは大きいと思います。
受付をして、カウンセラーと話をしてから、医師と話、また待ち時間があり、そこから施術。初めての美容クリニックデビューで、いらいないドリンクを買ったり、不要な施術も追加してしまい、予算が大幅に超えてしまった。なんて話もよく聞きます。(実際、化粧品を売れ!という教育も受けていました)
あとは、これはメリット・デメリット両方ありそうですが、ルールがガチガチなところです。当たり前ですが施術方法マニュアルが用意されているので、そこから逸脱することはありません。
なので例えば、リフトアップ施術のお客様が来られて、この方は顎下のたるみが強いから、ここを中心に当てたほうが良さそう。と思っても全てのお客様へ同一の方法で施術するので例外は認められません。
私はこれでいつも、申し訳ないな…頬がこけてしまったらどうしよう…ここのショット数減らしてフェイスライン多めにやりたいな…など思いながら施術をしていました。
もちろん安全を第一に考えた結果のマニュアルなので、間違いはないのですが私はデメリットに感じてしまっていました。
ただ、大手じゃなくてもマニュアル通りしかできないクリニックやスタッフもいるので、本当にクリニック選びって難しいな。と思います。

個人クリニックのメリット・デメリットは第二部へ続きます。

【セラピスト Asami プロフィール】
ASAMI
看護師、化粧品検定1級、コスメコンシェルジュの資格を持つ。
「鏡を見るたびハッピーになれるような人生を」をテーマに、すべての人の肌悩みやコンプレックスを、スキンケアや化粧品、メイク、美容医療で解消できるようにはたらきかけている。
執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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