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植物だけが持つ栄養素「フィトケミカル」とエッセンシャルオイル


美容マニアが最終的にたどりつくのはオイル美容だと言われています。ヨーロッパでは、美意識の高い人は、自分だけのオイルレシピを持っているほど。ベタつく、テカテカすると敬遠されがちなオイルですが、実はとてつもないアンチエイジング・パワーを秘めているのです。
「健康のために野菜を食べなさい」誰しもが、子供の頃からイヤと言うほど聞かされてきた言葉ではないでしょうか。大人になっても、美容のために野菜を食べましょうと言われます。このように、生涯に渡って私たちが「野菜を食べるべきだ」と言われるのは、野菜=植物だけが持つとても重要な栄養素が含まれているからです。それが「フィトケミカル」、最近では第7の栄養素とも呼ばれているようです。

フィトケミカルは、ビタミンやミネラル等の抗酸化だけではなく、免疫コントロール作用・解毒酵素誘導作用があることが、最近の研究で分かって来ました。医療の分野ではがん治療などの疫病学の面でも、フィトケミカルの研究が進んでいます。

生き残りをかけた強い生命力


植物にはビタミンやミネラル、ポリフェノールといった栄養成分はもちろん、紫外線のダメージをやわらげたり、新陳代謝を上げたりする成分も含まれています。
植物は、私たち人間の想像をはるかに超える、過酷で激しい環境に耐えながら、発芽・成長を遂げなければなりません。そのため、進化の過程で生き残りをかけ「強い生命力」成分を体内で合成できるようになったのです。

他の生き物から栄養を補う術を持っていない植物は、水分と太陽の光と二酸化炭素だけで、自分の身を守らなければならないのです。そのためにさまざまな自己防衛機能を持つ必要があり、その機能性成分がフィトケミカルと呼ばれるものたち。
一つの植物には、その中に含まれるフィトケミカル成分は、数百から数千にのぼるといわれます。その効果は、単一の成分では決まらず、多様な成分の相乗効果(シナジー効果)によって発現します。
シナジー効果を期待するならば、野菜なら350g、果物なら200g食べることが必要と言われていますが、正直これだけの量って食べるのは難しいですよね。
なので、サプリメントで補うのもいいのですが、気を付けなければいけないのは農薬を使った野菜を原料にしていると、農薬も一緒に摂ってしまうことになります。できるだけ原料の質を気にして欲しいと思います。

天然100%のピュアオイルはフィトケミカルの宝庫


先ほど、フィトケミカルを有効に摂取するには野菜なら350g、果物なら200gと言いましたが、これを毎日食べるのは一苦労です。
しかも、フィトケミカルの栄養素は加熱すると壊れてしまう成分も多いので、理想は生のまま食べること。でも、女性は冷えも気になりますよね。そこで、注目したいのが100%天然の植物から抽出されたキャリアオイルやエッセンシャルオイル。
これらのオイルは肌への浸透性が高いだけでなく、フィトケミカル成分が皮膚の深部に浸透することで、肌の柔軟性を保つ、紫外線から守る、酸化を抑制するなどエイジングに役立つことは言えると思います。
キャリアオイルとしてマッサージに使う際には、絶対に使われるオイルの質にこだわってください。オイルは、体内への浸透度が高いので残留物や不純物があると肌への刺激になる場合があります。
ですから、できるだけ純度の高いオイルが理想です。オイルの種類によってはわずか数分で真皮に浸透し、体内を循環すると言われています。

ですから、マッサージで使用するオイルは
①100%天然抽出であるこ と
②不純物のないこと
③低温圧搾法でつくられたも
のであること。

この3点をぜひ気にしてください。解毒で知られるアーユルヴェーダのアビヤンガ(オイルマッサージ)が重要視しているのもオイルの質。フィトケミカルが体内で有効に働くかどうかを左右するのは、オイルのクオリティ次第と言われているほどです。

高品質のエッセンシャルオイルには空間を浄化する力もあると言われています。最近は合成の香料による「香害」が取り沙汰されていますが、エッセンシャルオイルは香害どころか、天然の芳香が免疫を高める、認知症の予防になるという研究が進められています。
トリートメント、スキンケアだけでなく、健康維持、住まいの除菌消臭などフィトケミカルを毎日の暮らしに役立てみてください。

執筆
代田 多喜子

健康ジャーナルライター

ホリスティック・ ジャーナル

編集長 代田 多喜子


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