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老化を遅らせることで、病気の9割は防げる

昨年の11月に開業したグランプロクリニック銀座。従来の医療とは一線を画し、「人類の健康寿命の延伸に貢献する」ための医療機関を標榜している。

病気になった後に施す対処療法ではなく、いつまでも健康で美しく、若々しく生きるための予防医療・予防美容・アンチエイジング医学と3つの柱をベースに ①栄養療法(インナービューティ) ②アンチエイジング ③外面美容 の3つの領域で、高度、高品質、最先端の医療サービスを提供している。今回は同クリニックで受けられる、最先端アンチエイジング医療について、グランプロクリニック銀座常務理事の 松山 夕稀己氏 にお話を伺ってきた。

アンチエイジングこそ最大の予防医学 ※敬称略

―グランプロクリニック銀座の理事長であり、松山夕稀己先生の旦那様でもある松山淳先生のお二人は、確かアンチエイジングの概念を日本に初めて紹介したと伺っておりますが?

松山―はい、アメリカで経験を積んだ後、帰国して米国式のアンチエイジング医療を推進する医療機関を立ち上げました。

―「アンチエイジング」と聞いた時、一般にはスキンケアといった「外面美容」のイメージが強いと思うのですが、本来は医療だったのですね。

松山―ええ、予防医学の一つでアメリカでは老化現象を「慢性の炎症や代謝不全による疾患」として捉え、老化現象を改善し将来のリスクに備えるのがアンチエイジングケアという認識です。

―老化現象は病気という考え方なのですね。

松山―はい。ですからアンチエイジング医療は従来の対処療法とは異なり、運動生理学、栄養学、美容皮膚科学、東洋医学、代替補完医療、補助栄養学、遺伝子診断、住環境学と多種多様で、アンチエイジング=統合医療なのです。

真の意味で病気予防や未病解消を望むなら、加齢が進む前に、アンチエイジングを始めるのが理想です。細胞は18歳をピークに、後は老いていくだけですから。若いうちにスタートさせればさせるほど、老けないだけでなく病気になりにくい身体になっていきます。

―もしかしたら、病気のほとんどは老化が原因なのですか?

松山―そうですね感染症以外の病、いわゆる生活習慣病の9割は老化が引き起こしているのです。

身体に負担のないNK免疫療法

―今や2人に1人の方ががんに罹り、3人に1人はがんで亡くなられる時代になっています。もはや、日本の国民病とも言えるがんの予防に対してもアンチエイジング医療は有効なのでしょうか?

松山―予防だけでなく、治療にも効果が期待できるのが免疫療法です。免疫療法にも種類がありまして、当院で行っているのはNK療法。NKとはナチュラルキラー細胞と呼ばれ、がん細胞のへの攻撃力が高いことが知られています。

治療法は患者さんから採取した血液から、白血球を分離しNK細胞のみを培養した後、患者さんの体内に点滴で再注入するというもの。わずか14日間の培養で、キラー細胞が約200倍に増加します。

もともと患者さん本人の細胞を培養しただけなので、他の臓器や造血に影響を与えず、身体への負担が大変軽く、副作用もほとんどみられません。QOLを下げることなく、身体に負担のないがん治療として関心が高まっています。

アンチエイジングケアとしても、健康なうちからNK療法を行うことで、免疫の低下を防ぎ若い頃の状態をキープできるという利点があります。

―治療と予防のどちらにも有効とは。最高のセルフメディケーションですね!

再生医療の最前線「脂肪幹細胞」と「臍帯上清液」

―こちらのクリニックでは、再生医療にも取り組んでいらっしゃいますよね。

松山―はい「脂肪幹細胞」と「臍帯上清液」の2種類があります。私たちの体を構成する細胞の母と言われているのが「幹細胞」。体のいたるところに存在して各臓器や血液、皮膚などをつくり出しています。

幹細胞には二つの能力があり、一つは、自分と全く同じ細胞を複製することができる能力「自己複製」で、幹細胞を長期に渡り維持することができるというもの。もう一つは、様々な種類の細胞へ分化する能力「多分化」で、これにより病気やケガで組織がダメージを受けても幹細胞が新しい細胞を生み出し、その組織は再生すると考えられています。

中でも脂肪幹細胞は2種再生医療の申請が必要ですが、自分の余分な脂肪を少量採取する事で安全に比較的容易に治療が出来きます。脂肪幹細胞には成長因子が豊富に含まれていることもあり、糖尿病や心筋梗塞・脳梗塞・肝機能障害・アレルギー疾患など、様々な病気に対する治療への適用が試みられています。

「臍帯上清液」は臍帯の組織に含まれる、ヒト臍帯組織由来の間葉系幹細胞(UCーMSC)臍帯幹細胞を培養し、培養過程で出来る液が「上清液」です。臍帯幹細胞培養上清液は、若い幹細胞由来の非常に有効性が高い成長因子や、サイトカインが豊富に含まれ、様々な疾患やアンチエイジングの効果が高いと期待されています。

臍帯幹細胞そのものを使用した治療も、大学レベルで始まっており、間接リュウマチの治療や免疫異常などの難治性疾患治療が期待されています。

―先生のお話を伺って外面の美を意識した施術も大切ですが、その意識とは別に、内面に目を向ける医療「アンチエイジング」の重要性がよくわかりました。超高齢化社会に突入した日本において、自分の健康は自分で護る。その第一歩が「アンチエイジング」なのですね。松山先生、本日は貴重なお話どうもありがとうございました!

プロフィール

グランプロクリニック銀座
東京都中央区銀座2-8-18 グランベル銀座5階
TEL : 03-3538-5825
Web Site:https://granpro-clinic.com

常務理事 松山 夕稀己 氏

子供のアトピー治療のためハワイに移住し、テキサスのトリニティ大学でPh.D.臨床心理博士号を取得。 専門は予防医学や先進医療、アンチエイジング、細胞の若返りなど。1995年より、アメリカ最大の若返り治療医学会(A4M)に所属。ハワイ大学医学部アトピーケア研究所の室長を担当。栄養学と心理学を中心とした診療をしながら、精力的に予防医学の普及に務める。

■ 一般社団法人国際抗老化再生医療学会(WAARM)事務局長
■ ハワイ大学医学部テリー新谷総合  医療チーム
■ 米国アンチエイジング医学会日本  支部監事
■ 米国抗加齢医学会会員
■ 米国先端医療学会会員
■ ハワイヘルス財団会員
■ アテナクリニック国際理事
■ オルソクリニック銀座

国際医療顧問
■ 国際ホリスティックセラピー協会理事
■ セントジョン白十字財団会員
■ 日本オーソモレキュラー医学会 顧問
■ 一般財団内面美容医学財団理事長
■ 株式会社プロラボ ホールディングス 国際医療顧問

【資格】
■ アテナクリニック臨床心理学士
■ アテナクリニックアンチエイジングカウンセラー

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