5万円以上かける割合も一定数いる
「今のキレイも、10年後の輝きも」をコンセプトに掲げ、スキンケア、ヘアケア、ボディケアなどの美容情報、食や生活などカラダのための健康情報などを発信する情報サイト『Kirei Style(キレイスタイル)』の運営を行っているビズキが、全国20〜59歳の女性2,000人に、「肌管理系の美容医療への1ヶ月の予算」に関する調査を行い、その結果を公表していますので紹介します。
「肌管理系の美容医療(フォトフェイシャルやケミカルピーリング等)にかけている金額は1ヶ月あたりいくらですか?」というアンケートを実施したところ、「1,000円未満」という回答が最も多く、71.4%となりました。次いで、「3,000円~5,000円未満」が6.1%、「1,000円~2,000円未満」が5.9%と続く結果となりました。肌管理系の美容医療にそこまで予算をかけないという人が多かったものの、「50,000円以上」もの高額を充てているという人も一定数見られます。(グラフ1)
年代別に見てみますと、年代が下がるにつれて肌管理系の美容医療にかける金額が増加するという結果になっています。20代では、ホルモンバランスの影響によりニキビや肌荒れなどのトラブルに悩んでいる人も多く、その改善のために美容医療を利用している可能性が見られます。また、この世代ではSNSの利用率が高く、美容情報や体験談などの情報に触れる機会が多いため、美容への関心が高まっているということなのかもしれません。(グラフ2)
職業別に見てみますと
1,000円〜3,000円未満:「学生・パート/アルバイト」
3,000円〜20,000万円未満:「会社員・公務員」
20,000円〜40,000円未満:「自営業・自由業」
というように、美容医療への支出と職業には一定の関連性が見受けられました。この結果から、会社員・公務員の人は肌管理系の美容医療に対して中額支出層にあたると言え、安定した収入からある程度の美容投資が可能であることが推察されます。仕事上の身だしなみや社会的印象を意識している可能性が伺えました。一方、高額支出層にあたる自営業・自由業の人は、収入の変動が大きい可能性がある中でも、美容への投資意欲が高いことが伺えます。対人関係や自己イメージが仕事に直結する可能性が高く、美容に価値を見出しているということなのかもしれません。(グラフ3)
今回の調査では、1ヶ月あたりの肌管理系の美容医療にかける金額は1,000円未満という回答の人が半数以上を占めており、肌管理はセルフケアに留まっているという人が多いことが推察されました。しかし最近では、技術の進歩により低価格ながらも効果的な施術が可能になっていたり、肌トラブルを未然に防ぐための予防的な美容医療の重要性が認識されるようになったりと、肌管理系の美容医療を受ける人は増加傾向にあると言えるでしょう。ダウンタイムやリスクなどはしっかりと理解したうえで、スキンケアに美容医療という選択肢を加えてみるのもよいかもしれません。
健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル