総合マーケティングビジネスの富士経済(東京都中央区) は、病院やクリニック向けに開発された医療機関向けサプリメントの国内市場調査を行い、その結果を「EBS(エビデンスベースドサプリメント)志向の高まりを背景に需要拡大が見込まれる医科向けサプリメント市場の最新動向調査」にまとめたものを公表しました。
この調査では、医療機関向けサプリメントを、医療機関ルートを通してだけ入手できる製品(医療機関ルート専用品)と、医療機関ルート専用品に加え、メーカーの自社通販や調剤薬局、エステティックサロン、美容院、コンタクトレンズショップなどでも自由に入手できる製品(その他製品)も含む市場に分け算出し将来展望を探っています。
市場は2000年代前半に日本ダグラス販売(現:日本ダグラスラボラトリーズ)や、Wismettacフーズがアメリカでのサプリメントによる“予防医学”の考えを日本へ持ち込んだことで形成された。
2020年の市場は、187億円(2019年比4.5 %増)となった。
医師の推奨が製品の安心感や納得感などにつながっており、新規顧客が増加している様相です。
また医薬品による治療だけではなく、自由診療である栄養療法の注目度も高まっており、栄養療法をサポートするためにサプリメントを推奨する医療機関が増加しています。
今後も市場は拡大していくとみられ、2021年は206億円(2019年比15.1%増)と予測されるとしています。
2020年見込 187億円 (2019年比 104.5%)
2021年予測 206億円 (2019年比 115.1%)
健康ジャーナルライター
ホリスティック・ ジャーナル